箱崎校区は、筥崎宮と九州大学と共に発展したまちです。
千年以上の歴史を持つ筥崎宮では、新春の玉せせり、博多祇園山笠のお汐井とり、秋の放生会と四季を感じさせる行事が多数行われています。
また、明治44年の九州大学の立地により学生の街としても発展し、通称大学通りを中心に商店街が形成され、東区役所や県立図書館などの公共施設も立地しています。
かつて海岸線には、箱崎松原の白砂青松が広がっていましたが、現在は埋め立てられ、箱崎ふ頭として物流拠点となっています。
近年では、JRの高架化や箱崎阿恵線の開通など交通の利便性が高まっており、大規模小売店舗や集合住宅の建設などの開発が進んでいます。
地域では、失われつつある伝統行事や文化の継承、商店街の活性化などが課題となっていますが、まちづくり委員会や伝統文化保存会が設置されるなど地域独自の取り組みが活発です。
平成30年9月で移転完了した九州大学の跡地利用の検討など、今後のまちづくりに向けた取り組みも進んでいます。