2024-10-17
毎週水曜日に筥松会館で開かれる「子ども広場サロン」は、子育て世代とシニア世代が一緒に過ごし、ほっとひと息つける場所です。このサロンは、「核家族社会で人とのつながりが薄れるなか、誰も孤立しない地域の居場所をつくりたい」という思いから、平成12(2000)年に代表の安部さんとその他2名が筥松公民館に「ハムエッグサロン」の名称で立ち上げました。平成18(2006)年には、名称を「子ども広場サロン」として老人いこいの家に場所を移し、平成30(2018)年からは現在の筥松会館で開催されています。
子ども広場サロンは、筥松校区に限らず誰でも参加でき、好きな時間に来て帰ることができます。10時から15時まで昼食を挟んで長い時間利用できるのも特色の一つです。参加者はお弁当を持ち寄って、おしゃべりしながら食事をすることで、はじめて顔を合わせた者同士でも自然に打ち解けて楽しい時間が過ごせます。「食事を準備できない人は、お弁当を買ってきてあげることもできるし、食材の差し入れがあったときは即席で作った料理を出して、みんなで食べることもあります」と安部さん。とくに決まったプログラムは用意せず、自由でアットホームな雰囲気を大事にしているとのこと。
毎回、子育てサポーターとして地域のお年寄りが10名ほど参加して、子どもの見守りや遊び相手をしてくれたり、保護者の育児相談にのってくれたり、「子どもは見ておくから、お母さんは昼寝してもよかよ」と優しく気遣ってくれます。この日、子ども広場サロンに集まった親子の中には、「自分が子どもの頃、このサロンで安部さんに遊んでもらっていた」、二十数年越しに、今度は母親として子どもを連れて毎週参加しているというお母さんも。「私にとって、ここは実家みたいなもの。子どももおばあちゃんたちに懐いて、居心地よい場所です」と話していました。
子育てサポーターのお年寄りにとっても、ここは大切な場所です。「子どもたちの笑顔に癒される」「若い人たちに頼られるのが嬉しい」と、若い世代や子どもたちと触れ合える場であり、同世代の仲間と集う憩いの場にもなっています。持ちつ持たれつの関係で、お互いに支え合う温かいつながりが広がっています。