• 【シリーズ】校区のよかとこ―会長に3つの質問【⑥能古校区】

    2024-03-01


    「子どもたちの声があふれる校区に」

    能古校区自治協議会の岩下会長にお話をうかがいました。



    Q.校区の推しポイント教えてください!

    能古は、校区全体でまとまりやすいというのが特徴の一つです。人口が少ないからというのもありますが、昔から島で育った人が多く、顔見知りの方がほとんどです。だからアットホームであったかい雰囲気があります。

    また、能古小学校と能古中学校では、平成17年度から島の外からも通学する子どもたちを受け入れる「海っ子スクール」が始まり、令和元年度からは能古島小中学校で小中一貫教育が始まりました。とても人気があり、現在は子どもたちの約7割が島外から通っています。毎年、公民館で校区の成人式を行っているんですが、島外から通っていた子たちも出席してくれるので、成長した姿を見ることができて嬉しいです。





    Q.力を入れて取り組んでいることはなんですか?

    一番は、やっぱり若い世代をどのように呼び込み、人口を増やしていくかですね。

    島で生まれ育った子どもたちは、高校や大学への進学を機に島を出て戻ってこないことが多く、人口の5割近くが高齢者という状況です。そのため、若い世代の住民をどのように増やしていくかが課題となっています。能古島は島全体が「市街化調整区域」で、新しく家を建てたりすることが難しい地域です。そこで、「能古島みらいづくり協議会」を中心に、空き家の活用に取り組んでいます。移住を希望される方は多く、そういった方たちと空き家を上手く繋いでいきたいです。


    他にも「島で子どもたちを育てる」ことにも取り組んでいます。子ども育成会が、地引網や能古島一周ウォーキングなど子どもたちの体験の機会を作ったり、公民館が、子どもと高齢者が一緒になって交流できる講座などを開催しています。また、遠泳大会や持久走などの学校行事には地域の方が手伝いや応援にきたりと、地域全体で子どもたちの成長を見守っています。




    一方で、高齢者に関しては、見守りをかねてお弁当の配食を行ったりしていますが、一人暮らしの方が多いこともあり、災害があった時の避難計画や島内の移動手段の問題など、検討していくことがまだまだたくさんあるのが現状です。





    Q.これからどのような校区にしていきたいですか?

    子どもたちの声がいつでもどこからでも聞こえる島にしたいですね。そのために、もっと若い方たちに移住してもらい、人口を増やしていくことが重要です。今後も空き家の活用などを進めながら、活気あふれる能古島にしていきたいです。



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