壱岐南校区は、昭和50年に壱岐校区から分離した、東側は室見川から西側は叶岳~飯盛山を結ぶ麓の丘陵地にかけての、東西に広がる校区です。校区東側の壱岐団地、戸切三丁目や室見川沿いの橋本一丁目、三丁目は古くからの集落で、戸建ての住宅地以外は田園風景が広がります。校区西側の丘陵地には、造成された戸建て住宅が多く立地しています。
福岡市の西南部のベットタウンとして発展してきましたが、近年、特に地下鉄七隈線の博多駅までの延伸(令和5年3月)や、区画整理事業の具体化も進んできており、また新たな変貌を迎え、多くの商業施設、病院や介護施設が既に立地している点からも、生活の利便性がより高くなり、まさしく西区における南部の拠点地区となっています。
校区内には、国指定史跡の野方遺跡があり、特別緑地保全地区指定の橋本八幡宮とともに西区の宝に認定されています。戸切の「ほうけんぎょう」などの伝統行事も受けつがれています。
地域住民と商業施設、病院・介護施設等の連携によるまちづくり活動が活発に行われていることも特徴です。コロナ禍で再開した「いきみないと祭り」は、新たな企画検討により、地域をあげたお祭りとして実施しています。