小呂校区(小呂島)は、姪浜から市営渡船で約65分(1日1~2便)、航路距離40.7kmの玄界灘の中央に位置しています。島は、周囲3.4km、面積0.43k㎡で、宮山(標高109m)が最高峰。島の周囲は断崖絶壁で、海蝕洞も見られます。島の南側に漁港、民家、公共施設などが集中し、約70世帯約200人が居住しています。
基幹産業は水産業で、多くの島民が水産業関係に従事。玄界灘の漁場に近く、市の重要な水産業の拠点となっています。主要漁業種はまき網漁業で、島内のほとんどの漁家が参加する共同経営方式を採用していることが特徴です。
中世には謝国名が所有、近世には福岡藩領地拡張のため西浦の漁民が移住したとされています。昭和10年頃に旧日本軍が駐留、島の北東部には旧海軍望楼跡等が残っています。嶽宮神社、七社神社など多くの神社があり、7月15日の小呂山笠をはじめ多くの祭りや行事が営まれています。
平成23年12月に「しまづくり計画」を策定し、魚介類のブランド化、特産品開発や、島の魅力のPRに島をあげて取り組んでいます。福岡市「ふるさと納税」返礼品の一つとして「しまごはん」を提供しています。
令和5年には新たな商品として「おろのしまシーフードピザ」を開発し、更なる小呂島の活性化に向けて活動しています。