2025-09-08
2025年8月23日と24日の2日間、花畑公民館で「花畑絵本のひろば」が開催されました。
読み聞かせやコンサート、子ども食堂など、趣向を凝らしたイベントには2日間で約270人の来場者が集まりました。
この催しは、地域の有志で構成されている『花畑絵本のひろば実行委員会』を中心に、花畑公民館が共催で運営しています。
4月から実行委員会を立ち上げて準備を始めたという会場の飾り付けは「来場者が会場に入った瞬間に『わぁ~!』と思ってもらえるように」と、公民館職員や地域のボランティアの皆さんが担当されました。
今年のおすすめ絵本はピーターラビット。絵本コーナーは、ヨシタケシンスケさん、やなせたかしさんのコーナーや、パンに関する絵本を集めたコーナーなど、実行委員の想いが詰まった空間が来場者を迎えました。
子どもの本専門店スタッフによる『たまみさんのお話会』は、「楽しい時は声を出して笑っていいよ」という温かい言葉から始まりました。一緒に大きな声を出したり、手遊びや歌を交えながら約10冊の絵本読み聞かせが行われ、みんなで絵本の世界を楽しみました。
みんなの食堂(子ども食堂)では、政府備蓄米を使用した100食のカレーが用意され、子どもは無料、大人は200円で提供されました。
花畑みんなの食堂支援グループの代表 窪山さんは、今回の食堂について「講堂に絵本をたくさん飾っているため、1階ロビーやライトコート、2階の部屋など好きなところで食事を楽しんでいただけるように、持ち運びしやすいキーマカレーにしました。お皿を返しに来たときに棒アイスをプレゼントする仕組みです」と話されました。
食育の一環として、お米の豆知識クイズや、レンジで簡単に作れるマグカップリゾットのレシピを載せた「米通信」を発行し、紙芝居での読み聞かせも行われました。
壁一面に貼られた模造紙に自由にお絵かきができるコーナーや、無料のくじ引き、駄菓子、手作りアクセサリーの販売も行われ、多くの人でにぎわいました。
黒田館長による「チリンチリンの紙芝居屋さん」も大好評。オーバーオールを着た館長が、昔ながらの紙芝居を披露し、ポケットから次々と出てくるお菓子を子どもたち全員にプレゼントしました。
参加した小学生は「絵本もお絵かきも楽しい。カレーもおいしかった!」と元気に話してくれました。
昨年も好評だったという「絵本の玉手箱コンサート」は、今年はチェロとピアノの生演奏に合わせて歌のお姉さんが歌を披露されました。
2日目にはバルーンアートやベビー&キッズのための撮影会、無料のハンドマッサージ、プラ板キーホルダー作り、かき氷やパンの販売など、親子で楽しめるワークショップが行われました。
※詳しい内容と写真は、花畑公民館ブログでご覧いただけます。
花畑公民館の前館長で、実行委員の楠窪さんは「『絵本カーニバル』としてスタートしたこのイベントは、他区の公民館にノウハウを教わりながら、専門家を招いて乳幼児の保護者向けに絵本の選び方についてのアドバイスなどを行っていました」と話されました。
花畑公民館 黒田館長は「3年前に実行委員会を立ち上げ、名称を『花畑絵本のひろば』にリニューアルしました。今年も6~7回の打ち合わせを重ねて、絵本とイベント、どちらを中心にすべきかアイデアを練っていきました。イベントを詰め込み1日で開催した年もありましたが、来場者がゆっくり絵本を読む時間がなくなってしまうため、今年は2日間に分けました。昨年11月に開催した際は小学生の参加が少なかったので、今年は8月に変更し、子ども食堂も同時に行いました。子どもたちに楽しんでもらえるよう毎回試行錯誤しています」と工夫の様子について話してくださいました。
そのほか花畑校区の催しは、公民館だより、公民館ブログをご覧ください。