2025-09-02
“防災ほっとキッチン”の皆さんを講師に迎え、「みんなで作ろう 防災食!」講座が8月20日(水)に東月隈公民館で開催されました。この講座は防災訓練も兼ねた体験型で、校区の皆さんは災害時の食事について、楽しみながら学びました。
講師からは、災害時の家庭備蓄や、備蓄食品を選ぶ際のポイントについてお話がありました。
◆食品の家庭備蓄について
・災害発生後、ライフライン(電気やガス、水道など)の復旧まで1週間以上かかることも多い
・支援物資が届かなかったり、物流が止まることもあり、スーパーやコンビニでの購入が困難になる
・最低3日分、できれば7日分の食品ストックが必要
◆備蓄食品を選ぶポイント
・家族や自分が好きなもの、普段から食べ慣れたもの
・常温保存ができ、使い切りサイズのもの
・ライフラインが止まっても調理可能なもの
・高齢者や乳児がいる場合は配慮をする
講座では耐熱性のポリ袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする「パッククッキング」の調理方法を学びました。講師に手順を教わりながら、参加者はご飯や親子丼、大豆あんみつ、お麩チョコを作りました。パッククッキングは料理に慣れていない子どもでも簡単に食事を作れるので、普段の料理とは違う環境で楽しみながら作業していました。
災害時は、ラップをかぶせたお皿に料理を盛り付けるなど、ゴミや洗い物を減らす工夫が大切だという話がありました。今回の講座では、チラシを活用して紙の食器を手作りする体験も行いました。参加者はチラシを適切な大きさに折りたたんで箱型の食器を作成し、ご飯や親子丼を盛り付けました。
自治協議会のスタッフがテントを5張り会場に設置し、避難所を想定してテントの中で試食を行いました。
参加者からは「防災食だけど、とても美味しく食べられました!」「思ったより簡単に調理できて、新しい料理のアイデアが浮かんだ」「最近の災害を見て、防災について知っておくことが大切だと思った」「防災講座でたくさんのヒントをもらった。実践に活かしたい。」といった感想が寄せられました。防災食作りを体験したことで、災害時の備えの必要性をより身近に考えることができたようです。
講師は参加者に向けて、「避難所では温かい食事を用意するのが難しいことがあります。しかし、鍋がなくてもビニールなど身近なもので調理できる方法を知っておくことで、災害時だけでなく普段の生活でも役立ちます。ぜひこのレシピを覚えて、日常でも活用してください」とお話しされました。
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