2025-08-22
8月2日(土)快晴の空のもと、校区最大のイベント~みんなのふる里づくり~「まつり美和台」が開催されました。開始と同時に多くの来場者が訪れて、会場は大いに賑わいました。
「まつり美和台」は、今年で35回目を迎える歴史ある夏祭りで、美和台校区の皆さんに長く親しまれてきました。ステージでは子ども達の歌や踊りなどが披露され、日が暮れてからもたくさんの来場者が訪れ、最後まで賑わいが続きました。
会場内には30を超える出店が立ち並び、かき氷や射的など、どのブースも行列ができる盛況ぶり。また、美和台自治協議会ブースでは、福岡市東消防署(和白出張所、和白分団)による人命救助の方法(心肺蘇生法、AED使用方法)等の説明や奈多海岸・三苫海岸の密猟と砂浜と磯遊びについての注意喚起が行われました。
主催である美和台校区自治協議会の山下会長は、「「まつり美和台」は毎年8月第1土曜日に開催するようにしています。この時期は多くの人が帰省するため、開催日を固定することで、祭りを楽しみに美和台校区に帰ってきてもらえたら嬉しい。」と話してくださいました。会場内では来場者の笑顔とともに、「久しぶり!」という再会の声があちこちで聞かれ、美和台校区の皆さんが「まつり美和台」を心から楽しみしている様子が伝わってきました。
また、町内会・自治会による出店や、ごみ箱の整理、出入口の警備、ライト等の設備管理、舞台運営など、「まつり美和台」は自治協議会、町内会・自治会の皆さんによって祭りが支えられています。
会場内には熱中症対策としてミストファンやミスト扇風機が設置され、さらに福岡和白病院による救護所も設けられるなど、万全の備えがなされていました。加えて、各所にゴミ箱や照明が配置され、迷子や待ち合わせ、落とし物に対応するテントも設けられるなど、来場者への細やかな配慮が随所に感じられます。見えない部分でもステージや会場内の電気が消えないための配線設置や手続きなどがしっかりと行われていました。
事前の準備の段階から、ステージ出場者や出店者の調整、抽選会の賞品準備などが入念に進められ、自治協議会や町内会・自治会の皆さんが、「地域の笑顔のために」と心を込めて取り組まれていました。また、運営スタッフの負担を軽減するため、設営作業は複数日に分け、午前中の涼しい時間帯に行う工夫もされています。こうした多くの想いと準備が重なり、今年も来場者の笑顔があふれる「まつり美和台」が開催されました。
「第35回まつり美和台」は盆踊りとラッキー抽選会で幕を閉じ、校区の皆さんにとって、かけがえのない夏の思い出となりました。
最後に、美和台校区自治協議会の山下会長は、「天候にも恵まれ、多くの方々にご来場いただき感謝しています。今年6月に、小学校児童が水難事故で亡くなるという痛ましい出来事がありましたが、この児童もまつりを楽しみにしていたと聞いております。多くの子どもたちや住民の皆さまに喜んでいただき、交流を深められたことを嬉しく思います。来年も良き『まつり美和台』となるよう、自治協議会と町内自治会が力を合わせて取り組んでまいります。」と話しました。