2025-08-19
8月16日(土)、馬出小学校の運動場で馬出校区の「手持ち花火大会」が開催されました。日が暮れて暗くなり始めた19時半頃から、多くの参加者が手持ち花火を持参して集まり、約1時間にわたり家族や友達とにぎやかに花火を楽しみました。
この催しは、「地域での夏の思い出づくりに」と2018年から公民館事業として始まったもので、3年前からは校区青少年育成連合会が主催となって引き継がれ、今年で7回目を迎えます。馬出小学校や小中PTA、校区各団体、公民館に加え、消防馬出分団の協力を得て行われる恒例行事で、毎年およそ200人が参加する夏の楽しみとなっています。
当日は、小学校で配布されたチラシや公民館だよりを見て申し込んだ参加者が続々と集合。夜になると日中の猛暑もやわらぎ、ほのかな風が吹いて、まさに花火日和となりました。子どもたちは受付で光るブレスレットを付けてもらい、運動場のあちこちに置かれたロウソクを囲んで、さっそく花火を楽しみ始めました。消防車のスピーカーからは音楽が流れ、会場の雰囲気をいっそう盛り上げます。あちらこちらでパチパチと色とりどりの火花が咲き、笑い声が夜空に広がりました。
参加者が安心して花火を楽しめるよう、消防団員や地域スタッフが会場内を巡回。花火を持って走り回る子どもがいないか声を掛けたり、消えたロウソクに火を灯し直したり、バケツいっぱいになった使用済み花火を回収したりと、随所に細やかな心配りが見られました。参加者からは「花火だけ持ってくればいいから助かる」「大勢でも安心して楽しめるのがいい」といった声が聞かれ、地域の支えによって成り立つ行事であることがうかがえました。
そして、イベントの終盤、ラスト10分になるとスピーカーの音楽が「ホタルノヒカリ」に変わり、消防団による打ち上げ花火と噴射花火、さらにナイアガラの滝が披露されました。夏の思い出にふさわしい華やかなフィナーレに、会場からは歓声と拍手がわき、子どもたちからは「ありがとうございました!」と感謝の言葉が送られました。