2025-08-08
多々良公民館では、毎月第4土曜日の14時から16時まで、「しろうおカフェおれんじ」が開催されています。このカフェは、認知症の方やその家族、地域の皆さん、医療・介護の専門職などが気軽に集まり、お茶を飲みながら交流したり、情報交換や相談をしたりできる場です。主催は、多々良校区近隣の医療・介護事業所の有志による任意団体「ひがしかぜの会」。多々良校区自治協議会・社会福祉協議会・民生委員児童委員協議会・公民館の協力のもと運営されています。
地域の方々にとって身近で親しみやすい場所である公民館で開催されることで、どなたでも足を運びやすく、自然に地域とのつながりが生まれるのが特徴です。
プログラムは、参加者同士で会話を楽しむ「カフェタイム」、認知症や健康について学べる「ミニ講座」、音楽で心が癒される「ミュージックタイム」の三部構成。そのほか、医療・介護専門職への相談コーナーや、認知症に関する資料をそろえた情報コーナーも用意されています。
7月26日(土)に開催された「しろうおカフェおれんじ」では、ミニ講座「認知症予防~日常生活の中で認知機能を高めるコツ~」や、ミュージックタイムに公民館サークル・プリティグッドによるハンドベル演奏が行われました。当日は、近隣施設に入居されている方など約30名に加えて、公民館の夏休み企画「宿題をやろう!」に来ていた小学生約10名も参加。優しい音色のハンドベル演奏を楽しんだ後、子どもたちは特別にハンドベルの演奏体験もさせてもらいました。
ミニ講座では、「認知機能を下げないために大切なこと、認知機能を高めるコツ」について、クイズを交えながら興味深い話を聞くことができました。その中で、認知機能を保つためのポイントの一つとして「積極的に会話すること」が挙げられ、「さまざまな人と交流できる公民館などの場を活用しましょう」との話もありました。カフェタイムには、紅茶や緑茶などがふるまわれ、この日は特別養護老人ホームなごみの里の木村さんによる出張喫茶も。淹れたてのドリップコーヒーを楽しみながら、参加者同士が笑顔で交流する、和やかな時間となりました。
次回は、8月23日(土)14:00~16:00の開催。ミニ講座では「毎日の食事の選び方~みんなで考えてみよう~」をテーマに学び、ミュージックタイムでは、公民館サークルの洲岬会による民謡の披露が予定されています。