• 生の松原歴史講座が開催されました!@下山門校区

    2025-06-27

    令和7年6月21日(土)生の松原町内会集会所にて、生の松原町内会エリアの歴史を学ぶ「生の松原歴史講座」が開催され、40名近くの参加者が集まりました。講師は、同町内の町内会長である内田勝也氏です。内田会長編集のAI音声と会長による補足の説明で講座は進みました。



    「生の松原」の名前の由来は、神功皇后が三韓出兵の折、松の小枝を逆さに挿して戦勝を祈ったとき、その松が不思識なことに生きて栄えたことから名付けられた「逆さ松」の伝説や自分の命を犠牲にしてまで武内宿禰(たけのうちのすくね)につくした壱岐眞根子(いきのまねこ)を祀った壱岐神社にちなむといった説があります。「生の松原」は古くから白砂青松で知られ、平安時代の貴族の和歌にも詠まれ、江戸時代に編さんされた筑前国続風土記にも「生の松原」と記載があるそうです。


    講座では、江戸初期の下山門村から現在の「生の松原1丁目」に至る町の名前の変遷や、明治時代には町内を「北筑軌道」と言う鉄道が走っていたこと、明治、大正時代の地図、戦前の航空写真で町内の変化を比較するなど、クイズを交えての説明に参加者は興味深く聞き入っている様子でした。





    講座終了後も参加者からの質問が絶えず、「次は、かつての海水浴場の賑わいを知りたい」というリクエストも上がっていました。


    生の松原町内会 内田会長は、「生の松原は、歴史遺産と自然に囲まれた素晴らしい町です。まだまだ紹介したいこともあるので、少しずつ勉強してこのような機会をまた作りたい、我が町をもっと好きになってもらいたいです。」と話していました。