2025-06-20
6月4日に、弥生校区の弥生空港周辺共同利用会館で、赤十字血液センター主催の校区献血が開催されました。この献血活動は40年以上にわたり継続されており、地域に根ざした取り組みとして定着しています。
会場の運営を支えたのは、弥生校区衛生連合会です。事前に公民館だよりやチラシ、ポスターで広報を行い、当日は衛生連合会のスタッフがパトロールカーで校区内を巡回し、マイク放送で献血への開催を呼びかけました。こうした取り組みが実を結び、多くの住民が会場を訪れました。
受付から問診、血圧測定、血液の濃さを確認する検査、採血、献血カードの受け取りまで、当日の流れはスムーズに進行。衛生連合会のスタッフが案内や誘導、声かけなどを丁寧に行ったおかげで、初めての方も安心して献血を受けられていました。
参加された方々からは、多くの前向きな声が寄せられました。
・一木さん(校区在住)
「学生のころから始めて、今回は7回目。掲示板で開催を知り、参加を決めました。誰かの役に立ちたいと思っています。」
・上笹貫先生(たんすいfamilia保育園)
「看護師の経験から、血液の大切さを痛感しています。保存血が減っている今だからこそ、献血の必要性を広めたいですね。」
・60代女性(校区在住)
「今回で56回目の献血です。市政だよりで情報を得ており、献血は生活の一部。50回目に感謝状をいただいたときは本当に嬉しかったです。」
赤十字血液センターの合原さんは、「現在は40~50代の方々が献血の中心となっていますが、今後は若年層の参加も増やしていきたい」と話し、「SNSなどを活用し、献血が患者さんの命を支えているということをもっと知ってもらいたい」と今後の展望を語ってくれました。
福岡市が実施する「ふくおかポイント」は、市民の皆さんが地域活動に取り組む善意に感謝し、その活動を支援するための仕組みです。各校区で定められたボランティア活動などに参加すると、感謝の気持ちとしてポイントが付与され、市の特典と交換できます。今回の取り組みでは、献血者とともに、運営に携わったスタッフにもポイントが付与されました。
会場内には「ふくおかポイントコーナー」が設置され、献血に訪れた住民一人ひとりにポイント制度の説明が行われました。スマートフォンでの登録方法や利用方法などを紹介しながら、地域活動への参加が新たな価値につながることを伝える機会となりました。
実際にポイントを受け取ったスタッフからは、「地域に貢献したことが目に見える形で評価されるのは嬉しい」、「普段の活動がこうして価値あるものとして認められるのはありがたい」といった声が聞かれました。また、スタッフの1人は、活動を通して貯まったポイントを特典に交換し、「到着が楽しみです!」と喜んでいました。こうした制度を通じて、地域の担い手が前向きに関わり続けられる環境づくりが進んでいます。
弥生校区で長年にわたり続けられてきた献血の取り組みは、地域の思いやりと支え合いの心がしっかりと根付いていることを感じさせてくれます。弥生校区衛生連合会の石井会長は、「献血は命を支える大切な活動です。地域の安心や信頼をつないでいくために、皆さん一人ひとりのご協力が何よりも大きな力になります。これからも、気軽にご参加いただけたらうれしいです」とお話しされました。
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