• 愛宕浜校区防災講座「HUG」@愛宕浜校区

    2025-06-17

    令和7年6月7日(土)に愛宕浜校区自治協議会運営委員約30人を対象とした防災講座「HUG」(避難所運営ゲーム)が実施されました。講師は地域での防災啓発活動を多数指導する「博多あん・あんリーダー会」です。



    「HUG」は避難所運営を模擬体験するカードゲームです。年齢・性別・国籍など避難者が抱える事情が書かれたカードを避難所内のどこに適切に配置するか、また避難所で起きる様々な出来事にどう対応していくかを体験しながら学ぶゲームです。


    参加者は4班に分かれ、避難所となる小学校の平面図を見ながら、次々と読み上げられる避難者のカードを配置していきます。



    妊婦、乳児のいる親子連れ、病人、車いすの人、認知症の人、ペットを連れた人、外国人など、多様な避難者をどこに配置するのか、チーム内で話し合いながら次々に判断していきます。


    また、マスコミの取材依頼があった時、観光客が避難したいと希望してきた時、災害対策本部からポータブルトイレが届いた時など、さまざまな出来事にも適切に判断して対応していきます。各班では白熱した議論が交わされ、真剣にカードを並べていました。



    ゲーム終盤では各班の避難者の配置状況をみんなで見て回り意見を交わした後、「良かった点・困った点」などを発表しました。



    「ペット連れの人、子ども連れの人など、はじめに避難所を大まかに区分したこと、通路の確保をしたことが良かった」「災害時に避難所でできること、できないことの判断が難しかった」「避難所をどのように区分するのか、平常時に考えておく必要があると思った。」などさまざまな意見が出ました。


    自治協議会の川添 慶勝(かわぞえよしかつ)会長は「毎年自治協議会の運営委員を対象とした防災講座を実施している。運営委員には、大規模災害時に避難所の運営側に立つ意識をしっかり持ってほしくて、今年はHUGを実施した。この経験を生かして来年2月には、避難訓練を実施したい。」と話しました。


    愛宕浜校区のこれまでの活動はこちらから