2025-05-16
令和7年4月26日、東若久小学校の隣にある八良ヶ浦池に、地域住民と子どもたちの思いが込められた、色とりどりの鯉のぼりが掲げられました。
今年で3年目を迎えるこの取り組みは、鯉のぼり実行委員会(東若久校区自治協議会、小学校PTA役員、東若久小学校)の皆さんで行われています。
年々その規模を拡大しており、令和5年度に20匹だった鯉のぼりは、令和6年度には10匹増え、30匹の鯉のぼり揚げとなっています。
ひときわ目を引く両端に並んだ6匹の鯉のぼりは、東若久小学校の1年生3クラスと、わかば学級の生徒たちが、白地鯉に絵付けして手作りしたもの。鱗は先生が丁寧に手書きし、その上を1年生たちが思い思いの色で彩りました。
鯉のぼりには、子どもたちが思い思いに書いた名前や学年が記され、学校に展示された後に、地域の皆さんで協力して掲揚されています。
今年度は、準備のため4月26日午前10時から鯉のぼり実行委員会のメンバー18名が八良ヶ浦池に集まりました。3年目ということもあり、実行委員会の連携も深まっていることから、鯉のぼりの設置作業はわずか1時間で完了しました。
昨年は小学生も準備に参加し、みんなで鯉のぼりを掲揚しました。
↑令和6年度の準備の様子
この心温まる取り組みのきっかけについて、鯉のぼり実行委員長であり、東若久校区自治協議会副会長でもある廣木勝弘会長は次のように話されました。
「八良ヶ浦池には、大きな鯉や亀がたくさんいます。その池の上に、子どもたちが作った鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいたら素敵だろうな、という発想から始まりました。
鯉のぼりの設置にあたっては、飯原校区(早良区)の鯉のぼりを参考に研究を重ねました。鯉のぼりが絡まないように、釣り糸が絡まるのを防ぐために使われる回転式の金具で、鯉のぼりが風を受けてもねじれないようにするなど様々な工夫をしています。鯉のぼりの重さでフェンスが破損するのを防ぐため、根元側にしっかりと固定するなど、安全第一で作業しています。
八良ヶ浦池は、学校からも見下ろすことができる場所です。気持ちよく空を泳ぐ鯉のぼりを楽しんで欲しいです。」
左:小学校と鯉のぼり 右:子ども達が絵付けした3mの鯉のぼりと廣木会長
将来的には、地域に眠っている鯉のぼりの寄付を募るなど、鯉のぼりの数を増やすことも計画されているそうです。
この春の風物詩である鯉のぼりは、5月いっぱいまで八良ヶ浦池の上で優雅に泳ぐ姿を見ることができます。子どもたちの成長を願い、地域の人々の温かい思いが込められた手作りの鯉のぼりを、ぜひ一度見に訪れてみてください。
その他、東若久校区のイベントや詳細情報は、東若久自治協だより、東若久公民館だより、東若久公民館ブログで情報発信しています。