• 町内会の交流の場が新たに誕生、「山の手サロン」開講式【香椎下原校区】

    2025-05-01

    この春、香椎下原校区に新たなふれあいサロン「山の手サロン」が誕生しました。ふれあいサロンとは、地域の高齢者や住民が気軽に集い、交流や情報交換を行う場です。香椎下原校区にはこれまで、町内の集会所を拠点とする4か所のふれあいサロンがありましたが、今回、香椎下原校区社会福祉協議会と山の手二区町内会の共催により、5か所目となる「山の手サロン」が開設されました。


    4月24日(木)、山の手サロンの開講式が行われ、町内にお住まいのシニアの方々や地域の関係者、あわせて23名が参加しました。サロンの会場は、松葉谷公園内にあるコミュニティ松香台。山の手二区町内会には専用の集会所がなく、公民館からも距離があるため、これまで会場の確保が課題となっていましたが、隣接地域の集会所を活用できることになり、サロンの開設が実現しました。


    「みんなで楽しみながら、こころと体を健康に!」をテーマに始まった山の手サロン。開講式では、後藤町内会長が「地域の交流と学びの拠点として、シニアから若い世代まで幅広く利用できる場所にしたい。毎月1回、楽しいプログラムを用意しているので、ぜひ多くの方に足を運んでほしい」と挨拶されました。



    第一回となる4月のプログラムは、開講式に引き続き、ごとう歯科の後藤院長を講師に迎えた講演「お口からはじめる健康寿命」が行われました。長年にわたり地域住民の歯の健康を支えてきた歯科医師として、後藤院長は実際の施術事例や患者さんとのエピソードを交えながら、「8020運動(80歳になっても20本以上自分の歯を保とう)」や「歯の健康を守る3つのポイント」について話され、皆さんがうなずきながら聞き入る、興味深い内容でした。講演の途中には、参加者全員で「唾液腺マッサージ」や口周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」を実践。また、最後に後藤院長に気になることを質問したり、参加者同士でおしゃべりしたりする時間が設けられ、終始なごやかな雰囲気に包まれたひとときとなりました。


    「山の手サロン」は、今後も地域の皆さんが気軽に集い、楽しみながら健康やつながりを育んでいける場として、健康体操・脳トレ・茶話会・歌など、定期的にさまざまなプログラムを開催していく予定です。開催は毎月第3木曜日(8月は休み)の10:00~12:00、参加費1回200円(茶菓子代)、予約・申込不要(詳細は町内の回覧板でお知らせします)。