2025-04-04
2025年2月20日(木)、室見小学校の2年生約100人を対象に「いつも支えてくれている人たちに、ありがとうの気持ちを伝える方法を考えよう」をテーマに授業が行われました。
生活科の学習の時間として、9月に実施した校区まちたんけんと、11月のまちたんけん発表会を振り返りながら、この日は、地域で楽しく安全に過ごす日々を支えてくれている「地域の人」に着目します。
使用した教材は「わくわくまちたんけんマップ(下囲み参照)」。小学校2年生を対象に多くの学校で実施している「まち歩き」の授業で活用してもらうことを想定し、市民局と教育委員会が意見交換しながら製作したものです。
児童は、マップに載っている防犯パトロールや横断歩道での見守りをはじめ、運動会や夏祭りなどイベントの写真を見ながら、知っている地域活動や参加したことがあるイベントに〇を付け、活動内容を書き込んでいました。
その後、先生と答え合わせをしながら、沢山の地域の方々が様々な活動に関わってくれていることを実感した様子でした。
児童からは、「地域の人に大きな声であいさつをしよう」「直接“ありがとうございます”とお礼を言おう」「色んな地域行事に参加してみよう」といった意見が出されました。
2年3組の角 瑠夏(すみ るか)さんは「地域の皆さんにありがとうの気持ちを伝えて、笑顔があふれる素敵な街にしたいです」と発表していました。
担任の白川昌子先生は「マップの活用を通して、日頃から地域の沢山の人たちに見守り、支えられていることに気付くと同時に、地域活動に対し、ありがとうの気持ちをどうやって伝えるか、一人一人が考えるきっかけにしてくれたら」と話していました。
~「わくわくまちたんけんマップ」とは~
地域において、地域活動の担い手不足や、住民のコミュニティへの関心の低下、自治会加入率の低下など、様々な課題がある中、小学校低学年のうちに「自分たちの生活は、まちの多くの皆さんに支えられていること」を学ぶとともに、「自治会・町内会」という言葉に触れる機会を設けたいとの思いから、「生活科・総合的な学習研究委員会」の委員である市内小学校の教員と市民局が意見交換しながら令和4年度に製作。令和5年度から全ての市立小学校及び特別支援学校の小学校2年生の全児童へ配布しています。