2025-02-03
令和7年1月18日(土)、大池小学校で「心からこころへ」が開催され、小学1年生91名がビオラの花の苗を植えました。
2年生で習う「心」という漢字と、1年生で習う「こころ」を用いて、2年生から新1年生にビオラの花をプレゼントすることを表現したこのイベントは、「おおいけ会(大池校区自治協議会の正式名称)」、体育振興部、男女共同参画部の共催で行われており、今年で19年目を迎えます。
植えた花を新1年生へプレゼントすることで、1学年上になった自覚をもって、下級生になる新1年生と交流を深めて欲しいという思いから始まりました。かつてはチューリップを贈っていましたが、折れやすいことから、丈夫で色鮮やかなビオラに変更になったそうです。
ビオラの花言葉は「誠実」。色の種類も多様であることから「人それぞれ個性はたくさんあるが、誠実さ=優しい気持ちはみんな同じ」と、子どもたちに伝え続けていらっしゃいます。
当日は運動場での授業参観の後、1年生がピロティに集合。階段にならび、先生と地域の皆さんから説明を聞きました。
子どもたちは、順番に鉢を受け取り、地域の方々の協力を得ながら色とりどりのビオラを選び、丁寧に土を入れて鉢植えを行いました。
植え終わった鉢をそれぞれ大事にかかえ、笑顔で記念撮影。
子どもたちは整列して大きな声で地域の方々に「ありがとうございました」とお礼を言って教室に戻りました。
体育振興部部長で発案者でもある山下賢文さんは、「自分で植えた花をプレゼントする経験はなかなかないと思いますが、今いる1~6年生全員が育ててプレゼントする経験をしています。世話をして育てる中で、人の鉢が倒れていたら自発的に戻すなど、確実に優しさが育っていると実感しています。
19年の間には様々な困難がありましたが、コロナ禍ではリモートで行うなど、子どもたちの笑顔のためにこの行事を続けてきました。来年は20年目のアニバーサリーです。節目ということで特別な企画を考えています」と話されました。
4月に花を受け取った1 年生は、事前の授業で、担任の先生から「心からこころへ」のイベントの趣旨を学び、翌年の1月にビオラを植えます。この一連の流れを通して、子どもたちは、思いやりの気持ちを育みます。
贈呈式は、4月17日(木)9:00から行われる予定です。入学したての新1年生に、温かい贈り物が届けられます。
おおいけ会の詳しい情報は、おおいけ会(大池校区自治協議会)ブログをご覧ください。その他の校区イベントは大池公民館だよりでご覧いただけます。