• 待望の開催!6年ぶりの香椎浜校区「餅つきイベント」【香椎浜校区】

    2025-01-28

    1月18日(土)、香椎浜校区で6年ぶりに餅つきイベントが開催されました。このイベントは香椎浜小学校の協力のもと、午前中に行われた4年生の学習参観「10歳のつどい」の一環として、4年生とその保護者が参加する第1部と、午後から校区住民を対象とした第2部の2部構成で行われました。6年ぶりの開催とあって、参加した子どもたちの中には初めて餅つき体験をする子も多く、「思ったより杵が重くて力がいった」「もっとたくさん餅をつきたかった」と、楽しそうな笑顔を見せていました。



    今年は300人の来場を見込んで、用意されたもち米は60キロ。自治協議会や自治会・町内会のスタッフが前日から材料の仕込みや器材の準備を進め、当日は穏やかな冬晴れの中、絶好の餅つき日和を迎えました。会場となった小学校の多目的ホール前には、かまど3台と石臼3基が並び、薪が燃える香ばしい香りが辺りに漂います。「子どもたちが日本古来の風習や伝統手法を学べるように」と、もち米を蒸し上げる際にはガスではなく薪が使われました。3段重ねの蒸籠から蒸気が勢いよく立ち上がり、もち米がふっくら蒸し上がると、いよいよ餅つきの開始です。



    午前中は体育館で「10歳のつどい」の式典が行われ、その後、4年生74名とその保護者が多目的ホール前に集まり、4年生全員が餅つきに挑戦しました。小学校の先生方も助っ人で参加。「1、2、1、2!」の掛け声に合わせて次々と餅がつかれ、すぐ横のコーナーでは地域の方たちが臼から運ばれた柔らかい餅を手早くまるめていきます。つきたての餅は、ぜんざい、きなこ、海苔を添えた砂糖醤油の3つの味付けで参加者にふるまわれました。



    12時からの午後の部にも多くの人が集まり、子どもから大人まで餅つきイベントを楽しみました。参加者からは「自分でついた餅は格別」「やわらかくておいしい」といった感想が寄せられ、子どもたちも「全種類食べた!」「おかわりしたよ」と大満足の様子でした。地域と小学校の協力で久しぶりの開催が実現した校区の餅つきイベントは、子どもたちにとっては日本の伝統文化に触れる貴重な機会となり、住民同士の交流を深める温かいイベントとなりました。