2025-01-22
1月12日(日)板付遺跡弥生広場で板付北校区ほんげんぎょう実行委員会主催による「ほんげんぎょう」が開催されました。約150名の地域住民が参加し、無病息災・家内安全・五穀豊穣を祈願しました。
やぐらは、昨年11月に地域の有志が伐採した青竹を使い、芯柱4本と、内側に入れる竹、合わせて約130本で組み立てられました。地域の皆さんが病気をせずに健康に過ごせるようにと願う気持ちを込めて、やぐらの先端には町内にお住まいの永尾さんが書かれた「無病息災」の旗が飾られました。また、やぐらの正面には、板付八幡宮が境内に飾った竹灯籠が取り付けられました。持ち寄られた正月飾りや縁起物は、スタッフによってやぐらに積み上げられていきました。6年生の息子さんと一緒にしめ縄飾りを持参したお母さんは、「恒例行事として毎年楽しみにしています」と笑顔でお話しされました。
開会式は針生実行委員長の挨拶でスタートし、参加者に新年の祝福と無病息災を祈る言葉を贈りました。また、板付北ひょっとこクラブによる「ひょっとこ踊り」が披露され、観客を楽しませました。日向ひょっとこ踊り博多愛好会のメンバーも踊りに参加し、キツネ、おかめ、ひょっとこ、村人に扮した踊り手たちが、3・3・7拍子の音楽に合わせてユニークな踊りを披露しました。踊りの楽しさに、参加者からは歓声と笑い声が上がり、会場は温かな雰囲気に包まれました。
点火式では地域を代表し、実行委員長、地域の長老者2名、板付北小学校 北川校長、小学生4名が点火者となりました。古代の衣服「貫頭衣(かんとうい)」を着用して、たいまつを持ち、やぐらへ点火を行いました。
やぐらに火がまわると、火の粉が舞い上がり青竹が「パン!」と大きな音を立てて弾けました。この音には厄を払う効果があるそうで、参加者の皆さんはその音に耳を傾けていました。
火が徐々に広がりやぐらが燃え盛ると、組み上げられた竹が崩れ横倒しになりました。炎の中で竹が弾ける音とともに、次第に火が静まっていきました。皆で静かにその光景を見届け、無病息災と新年の平穏を願いました。
「ほんげんぎょう」は、毎年多くの住民に親しまれ、たくさんの人が集まる行事です。燃え上がるやぐらの火を囲みながら新年を祝い、地域で交流できる大切な場となっています。板付北校区の皆さんの明るい笑顔を通して、地域の伝統を守り続ける気持ちが伝わってきました。
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