2025-01-17
令和6年12月19日、大楠公民館で「世代間交流クリスマス会」が開催され、0歳から90代の75名の方々が交流を楽しみました。
このクリスマス会は、公民館主催の『のびのび子育てサークル』と、社会福祉協議会主催の『ふれあいサロン(ほのぼの倶楽部)』が年1回、合同で開催している催しで、のびのび子育てサークルは未就園の子どもと保護者25組、ふれあいサロンからは7名が参加しました。
会場にたくさん飾られている装飾は、地域指導者で保育士でもある曽我部さんが段ボールなどで手作りされたもの。中に入って遊べる大きな物もあり、子ども達にも大人気でした。
20年前は参加する側だったという曽我部さんは「以前は予約なしで手話劇や食事も行っていました。コロナ禍で中止になりましたが交流は続けて欲しいという思いで、昨年から形を変えて手探りしながら実施しています。0歳から2歳以下のお子さんが多いので、親子で楽しめるようインスタ映えするスペースを手作りしています。クリスマスやハロウィンのほか、家ではあまり行わない節分やお月見など季節の行事も楽しんでいただけるよう毎回工夫しています」と話されました。
絵本の読み聞かせ、パネルシアター、エプロンシアターがあり、みんなで一緒に声を出しながら絵本の世界を楽しみました。
クリスマスツリーにシールで飾り付けをして、オリジナルの小物入れも作りました。
ふれあいサロンからは、手話歌『ふるさと』の合唱がプレゼントされ、お子さんからはシクラメンのプレゼントが手渡されました。全員にプレゼントが当たるビンゴゲームも大盛況でした。
最後に、特別ゲストのサンタさんが登場。ひとりひとりにプレゼントを手渡して、記念撮影にも行列ができていました。
お子さんと参加したお母さんは「のびのび子育てサークルはいつも参加していますが、クリスマス会は初めてです。子どもにクリスマス衣装を着せ、かわいい写真も撮れて、親子で楽しめました」
「以前、お姉ちゃんと参加したことがあり、今回はきょうだいで参加しました。子ども達も楽しかったようで良かったです」
92歳の参加者は「毎年楽しみに参加しています。お子さんからプレゼントもいただきました。来年もまた元気に参加したいです」と笑顔で話されました。
社会福祉協議会副会長の矢野さんは、「世代間交流クリスマス会は、年に1回、のびのび子育てサークル、ふれあいサロンが合同で実施する大きなイベントです。どちらも地域の皆様からご協力いただいた、社会福祉協議会の賛助会費、赤い羽根共同募金によって運営できています。
ふれあいサロンは最初、一人暮らしの人やお年寄りが集まれる場所を作り、お茶を飲みながらおしゃべりして、少しでも楽しいひと時を過ごせればという目的でした。それだけではちょっと物足りないということで、現在は、体操や学習などの計画を立て、年間24コマ実施しています。そのうち12コマは福岡市の出前講座を活用して、病院の先生、企業さん、保健福祉センターの方など専門家を呼んで学習会を行っています。
26年間続けてきましたが、民生委員、人権尊重推進協議会、公民館、ボランティアの皆さん、研修を受けた方、資格を持った方なども加わっていただき、ネットワークがどんどん広がっています。若い子たちが手伝ってくれて『社協の応援団よ』と言ってくれるのがとても嬉しいです」と話されました。
大楠校区では年8回の『のびのび子育てサークル』イベントのほか、毎週月曜日(祝日・休館日を除く)に子育てサロンも開催されており、親子の思い出を形にして残す『手形・足形アート』『野菜スタンプ』などの作品作りが行われることもあります。
大楠校区の詳しいイベント情報や取り組みは、自治協議会だより、公民館だよりをご覧ください。