• 地域の温かなサポートで、子どもたちの成長を支える「月隈わくわくフェスタ&3世代交流会」【月隈校区】

    2024-12-26


    月隈校区では、地域と月隈小学校が長年にわたり校区行事などを通じて交流を深めています。その一環として、12月7日(土)に「月隈わくわくフェスタ&3世代交流会」が開催され、地域の皆さんが“ゲストティーチャー”として小学生に普段触れることのない知識や技術を教えてくれました。今年も小学生たちは、学年ごとに様々な体験を通じて、地域の方から多くのことを学びました。



    5・6年生は、ゲストティーチャーと一緒に「餅つき」を行いました。周りの友だちの声援を受けながら、「よいしょ!よいしょ!」と元気な掛け声で杵を振り上げる姿は真剣そのもの。餅つきの後は、作業台でついた餅を丸めました。「餅を丸めるのは初めて!」と嬉しそうに取り組んでいたのは、5年生の女の子。餅が手にくっついて苦戦しながらも、ゲストティーチャーにコツを教わりながら少しずつ形を整えていくことで、ふっくらとまあるい形に仕上げました。自分たちで丸めた餅は、袋に詰めてお土産にしました。

    作業が終わるころには、子どもたちの顔や服が餅取り粉で真っ白に。「大変だったけど楽しかった!」「早くお餅を食べたい!」と笑顔を見せる子どもたちの姿が印象的でした。



    運動場の一角では「防災教室」が行われました。地域の消防団(博多消防団月隈分団)の皆さんが講師となり、3年生が消防車の仕組みや、火災時の対応や消火活動の大切さを学びました。

    消防車の装備を確認したり、消防車の乗車、消火ホースをかつぐといった体験も行いました。消火ホースの筒先(つつさき)を実際に持つと、「重たい!」という驚きの声が上がりました。子どもたちは想像以上の重さにびっくりしながらも、実際に体験することで消火活動の大変さを感じ取った様子でした。



    1年生は、校舎でゲストティーチャーから「昔遊び」を教わりました。お手玉体験ではお手玉の遊び方のレクチャーを受け、最初はうまくできなかった子どもたちもだんだんとコツをつかんで上達していきました。

    あやとり体験では、ゲストティーチャーが器用に手を動かす様子を見て、「どうやってやるの?」と興味津々。優しく教えてもらいながら、少し難しい動きにも挑戦していました。

    けん玉体験は、玉を“けん先”に乗せるのが難しく苦戦していましたが、成功した瞬間には、大きな歓声が上がりました。

    夢中で遊ぶ子ども達を見て、「子どもたちは飲み込みが早い!教えがいがありますね。」とゲストティーチャーは嬉しそうにお話しされました。



    2年生「リース作り」を行いました。どんぐり、松ぼっくり、リボン、ビーズ、スパンコールなど様々な材料が準備され、「どの材料がいいかなあ?」とゲストティーチャーに尋ねながら作り上げたリースは、どれも個性が光る素敵な作品ばかり。子どもたちは「リースを飾るのが楽しみ!」と、目を輝かせながら大切に持ち帰りました。  


    4年生「社会福祉体験」を行いました。この授業では視覚障がい者の方を特別講師にお迎えし、目が見えないことが生活にどのような影響を与えるのか、また、生活の工夫など体験談を交えた講話がありました。質問コーナーも設けられ、子どもたちからの「お風呂にはどうやって入るのですか?」や「どうやって買い物をするのですか?」といった質問に、先生は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

    講話後はアイマスクを装着した状態で校舎内を歩き、階段の上り下りなどを二人一組で体験。視覚障がい者への理解を深めました。アイマスクをしていない子どもは介助者となり、サポートをしながら歩くことで介助の大切さやポイントも学びました。「ここから階段だよ、気を付けてね」などの声掛けもあり、社会福祉体験は思いやりの心を育む貴重な機会となったようです。  



    運動場では月隈公民館職員、地域の方、ボランティアの純真学園大学1年生が焼き芋作りを行いました。小学2年生が畑で丹精込めて育てたサツマイモが炭火でじっくりと焼き上げられ、ふっくらと甘い焼き芋になりました。焼き芋は子ども達だけでなく、ゲストティーチャーの皆さんにも感謝の気持ちを込めて配られました。




    「月隈わくわくフェスタ&3世代交流会」は、世代を超えて地域の絆を深めるだけでなく、子どもたちにとって貴重な学びの場として毎年開催されています。地域の皆さんの温かい支えの中で子どもたちが成長できる環境が広がっていることを感じる、素晴らしい取組みでした。





    ―LINEオープンチャットを活用したお手伝い募集(PTA)


    月隈小学校PTAは、学校行事などで協力者を募るために、LINEオープンチャットを活用しています。 今回のフェスタには12名の保護者が参加し、ゲストティーチャーのお手伝いなどをされました。「子どもたちの活動を見守るだけでなく、こうして協力できることに嬉しさを感じます」と、参加したお母さんは笑顔で話してくれました。LINEオープンチャットの活用により、忙しい中でも気軽にお手伝いできる環境が整い、保護者同士のつながりも深まっているようです。






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