2024-12-25
令和6年12月14日(土)に姪北校区防犯スポーツ教室が姪北小学校体育館で開催されました。
この事業は校区防犯組合と公民館の共催で初めて開催された講座です。講師にはNPO法人安全安心まちづくり研究会理事長の坂本一成氏を招き、さまざまな体験を通して、子どもたちが自らの安全を守る手法を学ぶ講座で、小中学生や保護者、防犯組合委員など約30人が参加しました。
●坂本一成氏による講義
はじめに講師から、子どもたちを取り巻く犯罪、特に急増するSNSによる悪意のある拡散やプライバシー侵害、誹謗中傷等による被害について紹介がありました。また、子どもたちを狙った連れ去りが増えている現状が説明され、特に注意する点として、「道を歩く時は、時々後ろを振り返りながら歩く」「玄関のドアを開ける時は、後ろに人がいないことを確認してから開ける」などが具体的に示されました。
●簡単に消せないSNSの怖さが解説されました
「不審な車が路上に停まっていた時、地域の防犯組合の方は、ドライバーに明るく『こんにちは』とあいさつしてください。子どもたちは決して近寄らないでください。もしそれが犯罪者だった場合、地域の大人に顔を見られると逃げていきます」といった説明に、参加者は大きくうなずいていました。
次に、犯罪者から実際に逃げる手法を「追いかけっこ」で体験しました。犯人役の中学生から逃げる体験には、子どもたちは元気に体育館を駆け回っていました。
●犯人から逃げる体験
最後に簡単にできる護身術を全員で体験しました。講師からは「防犯の第一歩は、『あいさつ』。お互いにあいさつを交わしあう地域は犯罪のない明るいまちになる」と説明があり講座は終了しました。
●護身術を全員で体験
校区防犯組合の真鍋順治(まなべじゅんじ)会長は、
「姪北校区では月曜から金曜まで子どもたちの登下校時間に合わせたパトロールを、また毎週土曜日には夜間パトロールをしている。子どもたちに声をかけると元気にあいさつをしてくれる子も多い。これからも、だれもが安全で安心してくらせるまちづくりに努めていきたい」と話しました。
この事業は自治会・町内会、自治協議会等が実施する研修やワークショップ等に講師を派遣する「福岡市共創による地域づくりアドバイザー派遣制度」を活用した事業です。
くわしくは西区地域支援課(電話 092-895-7036)にお問い合わせいただくか、市ホームページを確認してください。
☆福岡市共創による地域づくりアドバイザー派遣制度についてはこちら(福岡市ホームページへ移動します)