2024-12-16
11月30日(土)に東住吉公民館で、今年度第2回目となる地域カフェ「あずまじゅうきち」が開催されました。昨年度から麻生医療福祉&保育専門学校の“すみーる”と協働で事業の企画・運営を行い、地域の皆さん誰もが参加できる地域カフェとなりました。
今回は公民館内で子ども食堂もオープン。また、3つの専門学校が様々なプログラムを準備し、地域カフェを盛り上げました。
◆すみーるについて
“すみーる”は麻生医療福祉&保育専門学校社会福祉科の学生有志によるボランティアサークルで、現在30名が所属しています。専門学校の食堂で「子ども食堂」を運営し、地域住民や子どもたちが食事を共にしながら交流できる場所づくりを行うほか、校区夏祭り、公民館文化祭や交通安全教室にも積極的に協力し、毎年12月には「サンタクロース」に扮して東住吉小学校の全児童に手作りのカードを配布するなど、地域を笑顔にする活動も行っています。
はじめに、12時から公民館2階で「子ども食堂」がオープンしました。小学校で配布されたチラシや公民館だよりを見た多くの方々が訪れ、手作りカレーライスを大人は300円、子どもたちは無料で楽しみました。
午後1時からは公民館の3階で「カフェあずまじゅうきち」がオープンし、開催を楽しみにしていた地域の皆さんや子ども食堂の利用者もカフェに立ち寄り、にぎやかな雰囲気に包まれました。カフェでは麻生医療福祉&保育専門学校 社会福祉科の1年生31名が来場者とふれあったり、じゃんけんゲームや手遊びなど、頭と体を使った体操も行いました。体操は意外と難しく「脳のトレーニングになるね!」と来場者の笑い声が響きました。
子ども食堂を利用した小学生のうち、希望者は「カフェあずまじゅうきち」で子ども店員となり、ドリンクの注文を受けたり、コップの片づけを行ったりと、積極的にお手伝いをしました。照れた様子で「おかわりいかがですか?」と声掛けをするほほえましい姿に、皆が笑顔になりました。
会場のステージでは福岡芸術高等学校の卒業生であり、ダンスインストラクターの“KUREA(クレア)”さんがキレの良いダンスパフォーマンスを披露し、来場者は手拍子で応えました。
また、麻生医療福祉&保育専門学校 社会福祉科の1年生による演奏会が行われ、来場者も鈴、マラカス、タンバリンを手に取り、みんなで「サザエさん」を演奏しました。賑やかな音に包まれ、会場は一体感に満ちた楽しいひとときとなりました。
公民館の2階では、日本デザイナー学院九州校 イラストレーション科の1年生と先生による「缶バッジ制作」イベントが行われました。参加者の子ども達は学生のサポートを受けながら好きな絵を描き、先生と一緒に専用の機械で力いっぱいプレスしました。完成したオリジナル缶バッジを手にした子どもは「かっこいい!」と満足そうに持ち帰っていました。
また、福岡芸術高等学校 ファッション・ビューティーコースの生徒による「ハンドマッサージ」も開催され、アロマオイルを使った心地良いマッサージは、「リラックスできました。手がしっとりとして嬉しい。」と参加者から大好評でした。
イベントの最後に、店員体験をした子ども達へのインタビューがありました。カフェコーナーでドリンクの注文を受けたり提供したり、また来場客へのアンケートの配布など、大忙しで活動した子どもたちですが、「最初は緊張していたけど、店員体験は楽しかった。また参加したい!」と、笑顔でその経験を振り返ってくれました。
公民館と専門学生が協働で運営した「カフェあずまじゅうきち」は、地域全体で手を取り合い、活気あるまちづくりのための大きな一歩となりました。また、普段は地域活動への関心が薄い若者が自ら運営に携わることで、「地域活動の大切さや面白さ」を知ることができるきっかけとなり、「これからも地域活動に積極的に参加したい!」との声があがりました。
※この事業は、公民館が地域活動の担い手の育成や、地域情報の発信など、効果的なコミュニティ支援を行うことを目的とした「学生がデザインする公民館プログラム」による取組みです。
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