• 地域のみんなで支えあう、春町自治会「地域猫活動」【那珂南校区】

    2024-12-06

    11月29日(金)、サワラピア(旧:ももちパレス)大ホールにて「第11回共創自治協議会サミット」が開催され、博多区那珂南校区春町自治会が、~人も猫も住みやすい町に!春町自治会 「地域猫活動」~をテーマに事例発表を行いました。



    博多区の最も南に位置し、春日市と大野城市に隣接する那珂南校区にある春町自治会では、令和3年4月に開催された自治会総会で、野良猫に関する問題が取り上げられました。無責任なエサやりが原因で野良猫が増え、「自分の家で子どもを産んだり糞尿をしたり、発情期には鳴き声でうるさい。 何とかならないか。」といった声を受けて、住民アンケートを実施。野良猫によって被害を受けている住民が多いことが分かり、役員会や住民説明会を経て自治会で地域猫活動に取り組むこととなりました。


    この取り組みは、地域の猫好きな住民に協力を依頼し、エサやりを担当してもらうことで始まりました。エサの設置場所も決まり、猫の捕獲や病院への送迎、去勢・避妊手術などは、専門家であるNPO団体“ライフリレー博多ねこ”等のアドバイスを受けながら進めています。野良猫の繁殖力が旺盛であるため、活動には時間と努力が必要ですが、住民からは「発情期の鳴き声が減った」といった声もあり、成果を実感しています。今後も、継続的な取り組みが求められる中で、地域住民の協力が重要です。


    活動を通じて見えてきたのは、以下のポイントです。

    ◆地域住民の100%の支持があること。

     →無責任なエサやりをすると全く意味がなくなる。

    ◆人の特性を活かした組織づくり、役割分担に沿った活動をする。

    ◆地域の予算で限られた場所でエサを毎日やる人がいること。

     →地域猫活動を正しく理解してもらい協力してもらう

    ◆野良猫はダニがいる為、搬送時にはしっかりダニ対策をする。

    ◆一番不幸なのは野良猫であること。その野良猫が幸せに暮らし、野良猫を増やさないことの理解を住民に知ってもらう。



    髙原会長は、「猫たちが穏やかになり、地域住民同士のトラブルも減ったことが一番嬉しいことです」とお話しされました。地域猫活動は、猫の命を守るだけでなく、自治会内のコミュニケーションと協力を深める一歩となっています。今後もみんなで支え合い、活動を続けていかれるそうです。

    この取り組みは、地域の絆を深め、猫たちにとっても安心できる環境を作り出すことに繋がっています。



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