堅粕小学校校庭で、待ちに待った「堅粕校区灯明まつり」が今年も開催されました。昨年は悪天候で中止となり2年ぶりの実施となったこの祭りには、開催を待ち望んでいた多くの来場者が訪れ、灯明の優しい光に包まれた幻想的な夜を楽しみました。

灯明の点火は、堅粕小学校 校長の合図でスタートし、灯明一つひとつに明かりが灯されていきました。その後、地域の関係者や来賓が参加した「通り初め」のセレモニーが行われ、華やかにまつりが始まりました。

会場には地域の子どもたち、住民、公民館サークルなどがメッセージやイラストを描いた灯明が、1000個以上並び、来場者は写真を撮ったり、自作の灯明を探したりしながら、思い思いに楽しんでいました。手作りの竹灯明もあり、暖かな灯りに浮かび上がる数々の模様に、しばし足を止めて見入っている様子が印象的でした。

会場では校区男女共同参画協議会を中心に結成された“ホロホロ”によるウクレレミニライブが行われました。子どもたちに親しまれている曲、懐かしい名曲、オリジナルの防災ソングなどが披露され、暖かなメロディーが会場に響き渡りました。「アンコール！」の声がかかるほどの盛況ぶりで、灯明まつりを明るく盛り上げていました。

また、博多消防団「堅粕分団」による体験コーナーでは、消防車乗車体験や、防火服を着用した記念撮影体験が行われ、参加を希望する子どもたちの長い行列ができました。家族で会場を訪れていた小学２年生のすみれちゃんは、「消防車は大きくて座席まで上るのが大変だったけど、乗ることができて嬉しかった！」と満足げな表情を浮かべていました。

会場は終始にぎやかで暖かい雰囲気に包まれており、灯明の光のように地域を明るく照らすイベントとなりました。

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