2024-11-20
令和6年10月27日(日)、さいとぴあで今津人形芝居の第27回定期公演が開催されました。
会場には約300人が来場し、地域に伝わる伝統芸能を鑑賞しました。
●寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
今津人形芝居は、福岡県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能です。今津人形芝居保存会が中心となり、今津小学校や後継者育成会とともに保存・継承に取組んでいます。
今回の定期公演では、恵比須座と恵比須座子ども組、そして今津小学校3年生によって5つの演目が上演されました。
今年は、恵比須座子ども組が新作「モチモチの木」に挑戦。小学校の国語の教科書にも掲載されている作品を、人形芝居で表現しました。
●恵比須座子ども組によるモチモチの木
そして、今津小学校3年生は「傾城阿波鳴門 巡礼歌の段(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)」を上演。
今津小学校では、3年生の総合的な学習の時間で人形芝居に取組んでおり、30名の子どもたちが浄瑠璃(セリフや情景描写を語る)と人形を操作する人形遣いに分かれ、演じました。
●今津小学校の子どもたちが挑戦した傾城阿波鳴門 巡礼歌の段
人形芝居は、1体の人形を3人で操作します。
主遣い(おもづかい/頭と右手)、左遣い(ひだりづかい/左手)、足遣い(あしづかい/両足)の3人の息の合った操作が求められます。子どもたちは緊張した表情を見せながらも、練習の成果を見事に発揮していました。
●伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひかのこ ひのみやぐらのだん)
●絵本太功記 尼ケ崎の段(えほんたいこうき あまがさきのだん)