• 子どもたちの記憶に残る、ふるさとの灯り「第6回 青葉校区灯りまつり」【青葉校区】

    2024-11-09

    11月3日(日)に青葉小学校で「第6回 青葉校区灯りまつり」が開催されました。この祭りは、「子どもたちのふるさとづくり、思い出づくり、地域住民の交流」を目的として2010年にはじまり、2年ごとに開催される校区の大イベント。今年は青葉校区の40周年という節目にあたり、それを記念する特別な行事となりました。グランド一面に描かれた絵柄は、青葉中学校の3年生がデザインした「緑豊かな青葉の空を泳ぐクジラ」。色とりどりの灯明およそ8000個に火が灯されると、美しい光の地上絵が浮き上がりました。



    当日は、前日の大雨が嘘のような爽やかな秋晴れとなり、早朝から校区のみなさんで準備が進められました。下絵の線引き、灯明を並べる作業のために集まったボランティアは約300名。大きなクジラが空を泳ぐ図案をもとに、まず4メートル四方のマス目を引いて、マスごとに線が描かれていきます。その下絵に沿って一つずつ灯明袋を等間隔で並べていく大変な作業ですが、和気あいあいとした雰囲気の中、みんなが協力し合い、楽しみながら灯明アートの作品づくりが行われました。



    17時に点灯式が行われ、ボランティアのみなさんで手分けしてロウソクに火が灯されました。少しずつ暮れゆく夜空の下、七色の灯りが点々と連なる様子はとても幻想的です。大きなクジラの下には、青葉小学校と東福岡特別支援学校の子どもたちがデザインしたメッセージキャンドルが並べられ、自分が描いた灯明を探す子どもたちの姿も見られました。



    観覧に訪れた人は、地上からだけでなく、校舎4階まで上がって全体を見ることができ、巨大な地上絵にカメラを向けて「すごく、きれい」「どうやって絵を描くのかな」と感嘆の声を上げていました。また、今年は3台のキッチンカーが出店し、20時の閉会式まで多くの人でにぎわいました。一夜限りの光に包まれた青葉の夜は、地域の温かさとつながりを感じる特別なひとときとなり、子どもたちの心にもふるさとの風景として刻まれました。