• 大人も子どもも、自分の身は自分で守る!「校区防災訓練」【香陵校区】

    2024-11-01

    10月26日(土)に香陵小学校で香陵校区の防災訓練が行われました。香陵校区では毎年、あすねっと香陵安心安全部会が主催する防災訓練を実施していますが、今回の訓練は香陵小学校PTAと初めて合同開催することになり、小学生と保護者60名を含む約100名の参加者が集まりました。


    香陵校区は、埋立地に新しく開発されたまちで、戸建てが一軒もなく、集合住宅が立ち並ぶエリアです。いつ、どこで起きるかわからない災害に備え、「家に一人でいるとき、災害が起こったらどうする?」「自分で考え、正しい避難行動がとれるように」と、親子参加の防災訓練が企画されました。



    震度7の地震発生を想定した訓練には、各自治会の役員や防災担当者、地域住民のほかに、東消防署から2名と香椎消防分団から9名が参加。自助をテーマに学ぶ「防災講座」や「防災グッズの展示」、救急救命のための「119番通報訓練、AED訓練、搬送訓練」、火災に対応した「消火訓練」のほか、集合住宅が多い地域ならではの「隔壁破り訓練」が行われました。



    すべての訓練が終了し、閉会式では、東消防署の方から次のような総評がありました。「このような本格的な防災訓練が地域で行われるのは、非常にすばらしいことです。訓練を機会に、近所の人の顔を知ることができる、それが防災の第一歩。“向こう三軒両隣”というように、地域とつながりをもつためにも、防災訓練を毎年続けてほしいと思います。」


    最後に、子どもたちは「防災○×クイズ」に挑戦して、訓練で得た知識や体験をおさらいしました。20問が出題され、正解数が多ければ小学校から「防災マイスター」の認定がもらえるそうです。採点を待つ間に、非常食のおにぎりをみんなで試食し、盛りだくさんのプログラムは無事終了となりました。地域の人たちと一緒に防災訓練をすることで、災害時の対応について理解が深まるだけでなく、日頃から地域で協力して防災に取り組むことの大切さを感じることができたようです。