• 地域の中に子どもたちの居場所をつくる、「奈多っ子応援団 虹色のたね」【奈多校区】

    2024-08-19

    奈多校区では、夏休み期間中、「子どもたちが安心して過ごせる居場所づくり」を目的に公民館で「奈多っ子応援団 虹色のたね」を開催しています。校区社会福祉協議会の主催で昨年からはじまった取組で、今年度は7月22日(月)から8月23日(金)のうち土日・振休及びお盆期間を除く4週間、小学1年生から6年生まで各日20人が参加。10時から12時まで、子どもたちは地域の人たちの見守りのなか涼しい室内で宿題をしたり遊んだり友達と一緒に過ごすことができます。



    子どもたちを見守るスタッフは、社会福祉協議会のメンバーのほか、元教員や校区内に住む地域ボランティア、奈多小OGOBで中高生のジュニアリーダーや大学生などの学生ボランティアです。「毎日交代で数人ずつサポートに入り、子どもたちの自主学習の手助けや遊び相手をしてくれています。学生ボランティアは子どもたちにとって親しみやすく頼りになる存在、この活動を支える大きな力になっています」と、校区社会福祉協議会の濵﨑会長。



    虹色のたねに参加する子どもたちは、事前に勉強スケジュールを立て、その日の目標を達成できたらスタッフから表にシールを貼ってもらえます。前半45分の勉強タイムの後、休憩30分を挟んで、後半は再び勉強タイム。休憩時間には、ゲーム、お手玉ビンゴ、手品、バルーン遊び、紙芝居や絵本の読み聞かせ、手話教室など日替わりの楽しい催しがあり、みんなで遊べる時間も充実しています。


    ここは、学習スペースの提供だけでなく、地域の人と子どもたちが一緒に過ごし、交流できる場所。参加した子どもたちからは「勉強を教えてもらえてよかった」「休みの間に友達に会えて嬉しい」などの声が聞かれました。



    また、夏休み最初の土曜日には、小学1・2年生を対象とした「虹色のたね 子どもおてつだい塾」を実施。10名の参加者が手作りはたきと雑巾を使った掃除、おにぎりとみそ汁づくりを体験しました。子どもたちが家庭でお手伝いをすることは「おうちの仕事はたくさんあって、自分にもできることがあると気付く」「やってみると案外面白くて、身体を使う気持ち良さやきれいになる嬉しさを感じる」「家族の役に立ち、ありがとうの言葉がもらえる」など、子どもの自主性や自尊心を育むことにつながるという考えで、「子どもの居場所づくり」と併せて「子どもおてつだい塾」も昨年度から行われています。