2024-05-31
柏原校区環境推進会議が制作した「柏原校区の野鳥ハンドブック」が、6月1日から柏原校区自治協議会、柏原公民館にて配布されます。
このハンドブックは、柏原校区自治協議会の環境推進会議が昨年度予定していた「野鳥の観察会」に合わせて作成されたものです。
ハンドブック制作に携わった、柏原校区自治協議会の安藤会長、環境推進委員の岩田洸太郎さん、小学6年生の岩田洸さんに、目的やきっかけについて話を伺いました。
安藤会長:環境推進委員の活動は、ごみ・清掃・省エネについての事業が多く高齢者の参加者が多いのですが、これからを担う子ども達にも環境のことを知ってもらいたいと思い、楽しく参加して、まずは興味を持ってもらえるような企画を考えました。
昆虫を採ったり、野鳥の写真を撮影するだけでなく、それぞれの専門家等を招いて詳しい解説をしてもらうことで、そこに生きる生き物との関わりが身近な楽しみになっていきます。漠然と「自然」と思っていた環境が、大切にしたくなる存在に変わる、これが本当の意味での環境推進ですよね。自然豊かな柏原をもっと好きになってもらえたらと思います。
岩田洸太郎さん:油山ヤマガラの会で野鳥が多いことを知り、他の校区で環境の取り組みの一部として野鳥のポスターを作成していることも気づきになり、柏原校区の野鳥をまとめたハンドブックを作成しました。
写真は、校区在住の写真家、松田綱男さんに協力いただいて、ほとんど小学6年生の娘(洸さん)が撮ったものです。夏休みの自由研究でコンテスト入賞経験もあるほど自由研究が好きで、写真だけでなく、調査、文章、構成も娘が担当しました。
自然を守ることへ意識を向けるきっかけや、野鳥を通した仲間づくり、居場所づくりにも繋がっていけばと思います。
洸さんの野鳥研究ノート。写真や調べた事がきれいにまとめられています
岩田洸さん:柏原にもたくさんの野鳥が渡ってきていることを知ってもらい、野鳥だけでなく、自然に興味を持ってくれる人が増えて欲しいと思います。鳥や昆虫など自然に目を向けると、毎朝の散歩も、とても楽しいものになります。趣味にしてくれる人が増えると嬉しいです。
柏原校区自治協議会では、これまでも小学生向けの昆虫採集会や、柏陵高校環境科学コースと共同で講座を開催するなど、様々な取り組みを行っていて、次回は令和6年12月ごろに「野鳥の観察会」を計画しています。
イベントに関する詳しい情報や、ハンドブックについての詳細は、柏原校区自治協議会ブログ、自治協だよりをご覧ください。(洸さんが自由研究として柏原校区の野鳥を観察・調査した結果は「柏原の野鳥」で検索)