• 【西花畑校区】桧原桜新公園オープニング記念植樹祭(令和6年3月20日)

    2024-03-29

    令和6年3月20日、福岡市南区桧原にある桜の名所『桧原桜公園』の東隣に『桧原桜新公園』が整備され、オープニングの催しが行われました。当日は、冷たい強風が吹いていたにもかかわらず、多くの市民が参加して新しい公園の完成を祝いました。



    現地にはもともと桜の木が9本あり、昭和59年、道路拡張のためにすべて伐採される予定でしたが、それを惜しんだ地元住民の短歌がきっかけとなり、8本が救われたという有名なエピソードがあります。のちにその一帯は『桧原桜公園』として整備され、桜が13本に増えました。


    この桧原桜にまつわるイベントとして、桜をテーマにした短歌を募集してその優秀作品を表彰する「桧原桜賞」や、フォトコンテストが毎年行われています。

    オープニングの当日、『桧原桜公園』の古木はまだ蕾の状態でしたが、『桧原桜新公園』の若木は、門出を祝うように八分咲きでした。



    西花畑校区自治協議会の樺田広明会長は、冒頭のあいさつで、「地域で何回もワークショップを重ねてお願いした3つのこと、公園を拡幅すること、公園の斜面を階段状にすること、車通りの多い周りの道路から目立つモニュメントを設置することを叶えていただき、大変うれしく思います」と感想を述べていました。



    新しい公園でひときわ印象的だったモニュメントのタイトルは「短歌によって受け継がれた桧原桜に守られながら成長する子ども」。このデザインを手がけた九州大学大学院の永江春紀さんは、「これから先も桧原桜の花びらの舞う環境で、地域の子どもたちに健やかに成長してほしい」とモニュメントに込めた思いを紹介しました。


    この日の催しとして植樹式、オカリナ演奏、小学生による短歌の吟詠などが行われました。

    親子で参加された方は、「桧原桜公園にはよく来ていたので、さらに広くなって嬉しいです。さっそく子どもたちが遊具で遊んでいました」と話し、お土産として花の苗と記念品を受け取っていました。



    西花畑校区自治協議会の諸熊茂紀副会長は、「念願の『桧原桜新公園』がオープンし、大変嬉しく思います。かつて、ここにマンションが建つ話もありましたが、地域の方々と何度も話し合った結果、子どもたちが伸び伸びと遊べる公園になりました。西花畑校区のイベントには子どもたちも大勢参加しています。これからは2つの公園を一体的に使ってイベントを毎年行う予定です」と、2代前の自治会長の時代から懸案となっていた公園整備が実現したことに満足した様子でした。 


     西花畑校区の情報は、西花畑公民館ブログに掲載されている、自治協だより・公民館だよりをご覧ください。