• 地域の子どもたちをみんなで育む「香住っ子ひろば」「夜の香住っ子ひろば」【香住丘校区】

    2024-03-06

    3月2日(土)に香住丘公民館で「香住っ子ひろば」が開催されました。「香住っ子ひろば」は、香住丘校区青少年育成連合会主催で月2回土曜日の10時から15時まで開かれる「子どもの居場所・遊びの場」です。校区在住の小学生を対象として、令和5年度は45名の香住っ子が参加。校区内の多くのボランティアが携わり、スポーツ、料理、手芸、茶道、遠足など多彩な活動を行うほか、たなばた会やクリスマス会、餅つき大会といった季節行事もあり、子どもたちは地域の大人と関わりながらさまざまな経験をすることができます。また、昼食には手作りの温かい料理がふるまわれ、みんなで食事をする時間も楽しみの一つです。



    香住丘校区で「香住っ子ひろば」がはじまったのは、平成14(2002)年。完全学校週5日制がはじまったことをきかっけに、「土曜日の子どもの居場所づくり」として20年以上続けられている地域の取り組みです。「これだけ長く続けられたのは、活動を支えるボランティアの層が厚く、快く協力してくださる人が集まってくれるから」と話すのは、公民館の山根館長。地域住民だけでなく、近隣大学の学生さん、香住っ子を卒業したOB・OGも手伝いにきてくれるとのこと。



    今回は、午前の部で「認知症講座」、午後の部で「お茶とお花の会」が行われました。「認知症講座」では、社介戦士「サンタイガー」と高齢者福祉の事業所ネットワーク「さくらネット」のコラボで、ヒーローショーとスライドによる○×クイズ、そして香住ヶ丘を舞台にした寸劇の3つを組み合わせて、小学1年生から6年生まで興味をもって理解できる内容で認知症について学習。現在、校区内に認知症の方がどれくらいいるか、困っているお年寄りを見つけたらどうしたらいいか?などを教わりました。その後は、お待ちかねの昼食タイム。本日の献立は、サラダ、コロッケ、ごはんを盛り付けたワンプレートとクリームシチューに、ひなあられのおやつ付きです。



    午後の部は、公民館サークルのみなさんによる「お茶とお花の会」。子どもたちは6年生をリーダーに6班に分かれ、半分ずつ交代で「お茶会」と「お花の会」を体験しました。茶室でのマナーや抹茶の点て方を習い、工作で飾り付けたペットボトルの器に花を生けてスケッチ。最後に絵本の読み聞かせで終了となりました。



    この日は、夕方からこども食堂の「夜の香住っ子ひろば」も開催され、公民館は朝から夜まで多くの人でにぎやかな一日に。子どもたちは夕食を食べに友達や家族と訪れ、オープン直後から満席でした。「夜の香住っ子ひろば」は月1回16~19時の開催。無料で利用でき、カレー、丼もの、定食など子どもたちに人気のメニューが提供されます。