11月19日（日）に上和白中央公園で和白東校区の防災講習会が開催されました。今回は防災にも役立つ「ピザ窯つくり＆ピザづくり体験」をメインに、子どもに向けた防災講話、備蓄防災食の試食、消防署員による消火器訓練や救命指導を実施。和白東小学校の生徒と保護者、スタッフ合わせて約90名が集まり、防災の知識や心構えを楽しく学びました。

「ピザ窯つくり＆ピザづくり体験」は福岡市レクリエーション協会の協力により、当日朝から指導員と地域スタッフが耐火レンガ200個を積んでつくるピザ窯の準備からスタート。午前10時に参加者も加わり、まずはピザ生地づくりを行いました。ビニール袋に入れた材料を揉んで生地をまとめ、40分ほど置いて発酵。その間に、中島講師による「火おこし講座」が開かれ、火おこしのポイントだけでなく、火の危険性や扱い方の注意点についても教わることができました。

燃えやすい牛乳パックを着火剤に利用してピザ窯に火を入れ、いよいよピザ焼き開始。丸くのばした生地に具材とチーズをトッピングし窯の中へ、5分でアツアツのピザが焼き上がりました。自分たちで作ったピザの味は格別。参加者からは「災害時に温かい食事はありがたいと思う」「シンプルな材料で家でも作れそう」などの声が聞かれ、「カリッと焼けて、おいしい！」と子どもたちにも好評でした。

食事のあとは、校区防災士による防災講話、いろいろな種類がある防災食の試食、消防士の指導を受けて消火器訓練と救命講習が行われ、充実した半日の防災プログラムは終了。日常の生活の中で火にふれる機会が少なくなっている子どもたちにとって、今日のピザ焼き体験は「火に親しみ、火を学ぶ」貴重な経験となったようです。