• 非日常の不便・不自由な体験から学ぶ「三苫児童防災キャンプ」【三苫校区】

    2023-10-24

    10月14日(土)・15日(日)の1泊2日で「三苫児童防災キャンプ」が行われました。三苫小学校の4年生から6年生の30名が参加し、三苫浜中央公園で野外生活の不便さや不自由さを体験しながら、災害時の心得や防災知識について学びました。この防災キャンプは令和3年にはじまり、今回で3回目の開催。当日は、防災キャンプを経験した中学生OB・OGもスタッフとして参加し、三苫校区青少年育成連合会と防災推進委員会を中心に地域の方の協力のもと実施されました。


    1日目は14時の開会式後、学年混合で5グループに分かれ、リーダー決めを行いました。この2日間は6年生のリーダーがまとめ役となってグループごとに行動します。さっそくグループで協力してテントを張り、夕食のカレー作りに必要な食材の買い出しへ。何を買うかは、子どもたちが考えて決めるため、肉は牛肉や豚肉、または唐揚げ⁉、チーズのトッピング、隠し味のチョコレートなどグループによっていろいろでした。お米は災害用の大釜で炊くポリ袋炊飯、皿にはビニール袋をかぶせて洗い物を少なくする工夫など、ガス・電気・水道が止まった災害時を想定した食事を体験しました。



    夜の楽しみは、キャンプファイヤーを囲んでのレクリエーション。和白出張所の消防所長がケガや火傷をしたときの応急処置などについてわかりやすく教えてくれ、子どもたちは質問に元気に答えていました。最後に、アルミホイルに包んで火にくべておいた焼きいもを食べて終了。リーダーに1日目の感想を聞いたところ、「みんなで協力できた、いろいろ学べて良かった」といった声が返ってきました。



    2日目はラジオ体操、防災食の混ぜ込みごはんで朝食をとり、そのあと校区全体で行う防災訓練に子どもたちも参加しました。三苫校区では、小学3年生で消防署について学び、次に4年生を対象とした防災フェスタで本格的な防災学習を行います。そして、小学4年生から6年生が参加する防災キャンプへとつながる一連の流れで、子どもたちが非常時に柔軟に対応できる力を身に着け、地域連携の大切さを学べるよう、毎年繰り返して防災活動に取り組んでいます。