2023-09-26
9月21日(木)に西戸崎公民館で「家族介護者のつどい」が開かれました。介護における悩みや不安を気軽に話せる場をつくろうと、西戸崎校区社会福祉協議会の呼びかけで昨年3月にはじめて開催され、2回目となる今回は、校区在住の方12名が参加。現役で介護をしている人だけでなく、介護の経験がある人、介護に関する情報が知りたい人も参加することができ、お茶を飲みながら和やかな雰囲気の中で自由な語り合いと意見交換がなされました。
「家族介護者のつどい」が校区単位で開催される例は福岡市でもまだ少なく、西戸崎校区では東区の地域福祉ソーシャルワーカーと連携して、地域の実情に即した情報提供や住民同士の交流ができる体制づくりに取り組んでいます。今回は、「認知症について」のミニ講座、地域の方による「介護の体験談」、参加者の自己紹介と介護をテーマにおしゃべりする「茶話会」で、およそ2時間のプログラム。介護者の体験談では、みなさん頷きながら静かに耳を傾け、講座のスライドを見て「そうそう」「わかるわ~」と共感の声が上がる場面もありました。
茶話会のお話で印象的だったのは、「介護者も自分の時間を大切に、やりたいことをあきらめない」「周囲に助けを求めることは恥ずかしいことじゃない」「仲間と話をするだけで気持ちが楽になった」といった言葉でした。同じ地域に住み、お互いの立場が理解できる者同士、なかなか話が尽きない様子でしたが、「回を重ねるごとに内容を深めながら、この場を通じて介護の輪を広げていきましょう」ということで、次回開催につなぐ形でお開きとなりました。
今後、西戸崎校区では「家族介護者のつどい」を年数回開催の予定、
日程や内容についての詳細は公民館だよりで確認することができます。
東区公民館だより
https://www.city.fukuoka.lg.jp/higashiku/t-shien/chiiki-info/higashiku-kouminkandayori.html