• 仲間と楽しみながら作る、食進会の料理教室「郷土料理~おきゅうと~」【舞松原校区】

    2023-08-22

    8月18日(金)に舞松原公民館で食生活改善推進員協議会主催の料理教室が開催されました。今回のテーマは「郷土料理~おきゅうと~」。ピンクのエプロンと三角巾がトレードマークの食生活改善推進員(愛称ヘルスメイトさん)8名と、地域のみなさん9名が参加して、おきゅうと、かしわごはん、儀助煮、あちゃら漬け、松ヶ枝餅の5品を作りました。



    調理をはじめる前に、ヘルスメイトさんから献立の説明がありました。エゴノリという海藻を煮詰めて固めた「おきゅうと」は、昔から福岡で朝ごはんの定番として親しまれてきた伝統食。博多の商人である宮野儀助という人が室見川の魚を使って考えた料理といわれる「儀助煮」、刻んだ季節の野菜に赤唐辛子を加えた酢の物「あちゃら漬け」の「あちゃら」はポルトガル語が語源など、作り方だけでなく、郷土料理の由来や歴史が紹介されました。



    参加者は3班に分かれて、調理スタート。30年以上ヘルスメイトの活動を続けているメンバーや20年、10年と長く料理教室に参加している方も多いとのことで、みなさん手際よく、慣れた手つきで調理が進み、一時間足らずで5品が完成。「根物は水から、葉物は沸騰してから煮るのが基本」「材料にまぶす小麦粉はザルで余分な粉を落とすと上手に揚がる」など調理のポイントを押さえて、出来上がった料理が彩りよくテーブルに並びました。



    ほのかな磯の香りとツルンとしたのど越しがおいしい「おきゅうと」、夏野菜と細切り昆布の歯触りがよい「あちゃら漬け」、煮大豆といりこをパリッと揚げて甘く味付けた「儀助煮」、具材とだしの風味香る「かしわごはん」、どの料理も味は高評価。白玉粉と団子粉を混ぜた生地に餡を包み、ホットプレートで両面を焼いて作る「松ヶ枝餅」のデザートも付いて、郷土の味を満喫することができました。


    次回、食進会の料理教室は9月22日(金)の開催予定、テーマは「野菜一日350gをとろう」。今後の料理教室の日程や内容については、公民館だよりでお知らせしています。


    東区公民館だより

    https://www.city.fukuoka.lg.jp/higashiku/t-shien/chiiki-info/higashiku-kouminkandayori.html