７月16日（日）に香椎グリーンタウン自治会の自主防災訓練が行われました。当日は子どもから大人まで83名が参加。災害時にスムーズに動けるよう実際の場面を想定しながら避難行動を確認し、けが人や要支援者の救助訓練、119番通報の練習、水消火器を用いた消火訓練に取り組みました。

今回、自治会の防災訓練を実施するにあたり、新たな試みとして事前に安否確認タオルが全戸に配布されました。避難開始の時刻になると、参加者はタオルを玄関や門扉など目立つ場所にかけ、防災リュックを持って訓練用の集合場所である八尻北公園へ。このタオルが「我が家は無事です」の目印となり、迅速な安否確認に役立ちます。全員避難できたか組みごとに点呼確認の後、防災リーダーと防犯委員さんの指導のもと、身の回りのもので簡易担架を作って人を運ぶやり方などを習いました。

続いて、水消火器を使った初期消火の訓練を全員が体験しました。「ピンを抜く、ノズルを出す、距離をとる、押す」＝「ピノキオ」を合言葉に、火元に見立てた風船めがけて勢いよく水を噴射！有事の際に慌てないためには、知識と経験が大切ということで、火災を想定した119番通報も練習し、小学6年生の女の子が通報者として、実際の通報で聞かれる事や伝える内容のポイントを分かりやすく実演してくれました。「訓練してみて見えてきた課題もある、今後も地域で防災意識を高める活動を続けたい」と、自治会会長の言葉で4年ぶりに開催した防災訓練は無事終了となりました。