• 子どもたちへの願いをつなぐ「箱崎人形飾り」【箱崎校区】

    2026-07-31

    7月23日(木曜日)・24日(金曜日)、箱崎の夏の風物詩である「箱崎人形飾り」が今年も開催されました。会場となった網屋天満宮には、子どもたちの元気な声が響き、多くの来場者が伝統行事を楽しむ姿が見られました。



    箱崎人形飾りは、網屋町周辺に古くから伝わる伝統行事です。人形を飾った箱庭を設け、子どもたちの無病息災や健やかな成長を願うもので、その歴史は約690年前の南北朝時代にまでさかのぼるともいわれています。戦後、一時は行事を行う家が減少したものの、地域の人々の尽力によって受け継がれ、現在も箱崎の大切な文化として守られています。



    人形飾りは毎年7月23日と24日の2日間にわたって行われます。かつては多くの民家や商店の軒先に箱庭が並びましたが、現在は主に網屋天満宮を中心に開催されています。夕方になると子どもたちが人形飾りを巡りながら手を合わせる姿も見られ、地域ぐるみで子どもの成長を願う箱崎ならではの風景が広がっていました。 



    初日の23日には、網屋天満宮で子どもの成長安全祈願法要が営まれ、箱崎子ども太鼓の奉納も行われました。境内には、博多人形師による人形や箱崎小学校の児童が制作した人形を飾った箱庭が並び、地域に伝わる大絵灯籠も展示。会場には多くの親子連れや地域住民が訪れ、箱庭を見て回ったり、箱崎子ども太鼓の力強い演奏に耳を傾けたりしていました。


    近年は時代の変化とともに、開催規模も網屋天満宮とその周辺を中心としたものになっています。しかし、子どもを思う気持ちは今も昔も変わりません。箱崎人形飾りは、これからも地域の人々の思いとともに受け継がれていくことでしょう。