• 水しぶきと歓声が夏空に響く!「西戸崎祇園山笠」【西戸崎校区】

    2026-07-31

    西戸崎の夏の風物詩「西戸崎祇園山笠」が、7月19日(日曜日)に開催されました。

    前日の18日(土曜日)には前夜祭も行われ、地域は祭り一色。地域の皆さんの思いが詰まった2日間となりました。



    前夜祭では、地元有志によるフードブースが出店され、多くの来場者でにぎわいました。この前夜祭は、新型コロナウイルス感染症の影響で祇園祭が縮小された際、「以前のようなにぎわいを取り戻したい」「地域を元気にしたい」という思いから始まったものです。今年で3年目を迎えた前夜祭は、今では多くの地域住民が楽しみにする恒例行事となりました。会場には子どもから大人まで多くの人が集まり、翌日の山笠本番への期待を膨らませていました。


    翌19日はいよいよ西戸崎祇園山笠の本番。

    午後3時59分、威勢の良い掛け声とともに山笠が出発しました。


    西戸崎祇園山笠の特徴の一つは、地域の皆さんの手によって作られる手作りの山笠です。準備段階から多くの人が関わり、地域の伝統を守り続けています。



    また今年は、より多くの人に祭りを楽しんでもらおうと、巡行コースを変更。地域全体の盛り上がりを意識したルートとなり、沿道には多くの見物客が集まりました。山笠は町内を一周する約3キロメートルのコースを、およそ1時間20分かけて、ゆっくりと巡行します。その理由は、コース途中に設けられた10か所の休憩所。担ぎ手たちは休憩を挟みながら山笠を舁き、各休憩所では地域の方々から食べ物や飲み物が振る舞われます。地域住民と担ぎ手が交流しながら巡行するこのスタイルは、西戸崎ならではの風習です。



    当日は強い日差しが照りつけていましたが、地元の皆さんや消防団による豪快な放水が行われ、潮風とともに真夏の日差しの中を進む担ぎ手たちに涼を届けていました。とくに子どもたちは大喜び。山笠が始まる前から消防団による放水を浴び、全身びしょぬれになりながら元気いっぱいに走り回る姿が見られました。



    当日は子ども山笠も行われ、多くの子どもたちが参加しました。仲間と声を掛け合いながら山笠を曳く姿からは、地域の伝統を次の世代へ受け継ごうという思いが感じられました。子ども山笠は、地域の大人たちが見守る中で行われ、世代を超えた交流の場にもなっています。



    前夜祭の運営に携わる地域有志の皆さん、山笠作りに取り組む皆さん、担ぎ手を支える地域の皆さん、そして沿道から声援を送る多くの住民の皆さん。西戸崎祇園山笠は、多くの人の力によって受け継がれている地域の大切な伝統行事です。手作りの山笠をみんなで担ぎ、水しぶきに歓声を上げ、祭りを通して地域の絆を深める。そんな西戸崎らしい温かな風景が広がる2日間となりました。