• もしもの「8分間」、あなたは動けますか?高取校区で地域防災訓練

    2026-06-16

    高取校区 地域防災訓練

    もしもの「8分間」、あなたは動けますか

    高取校区 地域防災訓練 | 令和8年6月13日開催

     6月13日、高取公民館に校区の皆さんが集まりました。この日のテーマは「地域防災」。もしもの時に自分たちの町でどう動けばいいのかを、半日かけてじっくり考えました。

    高取公民館に集まった参加者のようす

    まずは「知ること」から

     はじめに、早良区役所の職員から、これまでの震災で何が起きたのか、そして警固断層による地震の被害想定が以前よりも大きく見直されたことなどを伺いました。防災倉庫に備えられている備蓄品の説明も受け、「いざ」への備えを一つひとつ確認します。

    早良区役所職員による説明と防災倉庫の備蓄品

    地図で「わが町」を読み解く

     つづいては、早良消防署の進行による災害図上訓練。参加した皆さんは住んでいる町内のブロックごとに分かれ、地域の地図にさまざまな情報を書き込んでいきます。

     「車が通れる道路は?」「人なら通れる道は?」「避難できる広い場所は?」「日用品や薬が手に入る所は?」「近くの医療機関は?」「避難する際に危険な場所は?」「支援が必要な人は?」「非常時に頼りになる人はどこ?」――進行役の問いかけに一つずつ答えながら、地図を色分けしていきました。

    町内のブロックごとに地図へ書き込む図上訓練のようす


    問いかけに沿って地図を色分けする参加者

     書き込みを終えると、今度はそれぞれの地域の強みと弱みを話し合います。「ここ、通り抜けできたっけ」「高台は浸水からは逃げられるけど、土砂崩れも心配だね」「この辺はクリニックが多い」「AEDを備えたマンションが増えた」――住んでいるからこそ気づく声が次々と飛び交い、最後はブロックごとにその成果を発表し合いました。

    地域の強みと弱みを話し合うようす


    ブロックごとの発表のようす

    その8分間を、誰かと乗り切るために

     図上訓練のあとは、胸骨圧迫やAEDの使い方を学ぶ応急手当の講習です。レクチャーを受けて実際に胸骨圧迫を体験してみると――これがなかなかの重労働。かなり速いペースで、数十回続けるだけでも息が上がります。

    胸骨圧迫のレクチャーを受ける参加者


    実際に胸骨圧迫を体験するようす

     救急車の出動件数は年々増え続けており、通報から到着までにかかる時間は平均でおよそ8分。その8分間、たった一人で胸骨圧迫を続けるのは簡単ではありません。だからこそ、ためらわず、できるだけ多くの人に声をかけて助けを求めることが大切だと教わりました。

     平時の備えがあってこそ、いざという時に落ち着いて動ける――。参加した一人ひとりが、そのことを身をもって実感する一日となりました。