2026-06-11
5月30日(土)、名島校区で「東区市民総合防災訓練」が行われました。この訓練は、地域防災力の向上を目的に、東区役所や防災関係機関、地域住民が一体となって実施する総合的な防災訓練で、当日は550名が参加しました。

プログラムは2部構成で実施され、第1部では名島小学校への避難訓練に続き、体育館で避難所開設訓練を行いました。避難訓練では、避難者の中に発熱者がいた場合の対応や、災害時に自力での避難が困難な方(避難行動要支援者)への避難支援など、一人ひとりの状況に応じた具体的な対応を確認しながら進められました。
避難所開設訓練では、校区自主防災会が中心となり地域住民主体で取り組み、受付や避難者名簿の作成、簡易ベッドの設置など、実際の運営を想定した活動を体験しました。

第2部では、各種団体によるブースイベントが設けられ、防災に関するさまざまな展示や体験が行われました。参加者はスタンプラリー形式で屋内外のブースを回り、「はしご車の試乗」「自衛隊直伝の身体もやい体験」「受水槽・プールからの水取り出し訓練」「水消火器を使った初期消火訓練」をはじめ、簡易トイレの使い方講習、防災用品の展示・紹介などを通して、災害時に役立つ知識や技術を学びました。
なかでも「受水槽・プールからの水取り出し訓練」は名島校区独自の取り組みで、地震等の災害発生時に断水した場合でも、避難者が飲み水やトイレの洗浄水を確保できるようにするものです。名島小学校の受水槽には16㎥(500㎖のペットボトルで約32,000本分)の飲み水が貯留されており、仮設の蛇口を取り付けることで水を取り出すことができます。またプール脇にも蛇口の設置箇所があり、サイホンの原理を利用してホースで水を取り出すことが可能です。訓練当日は、水の取り出しを実際に体験できるブースを設け、多くの人に名島校区の防災の取り組みを知ってもらう機会となりました。

また、名島校区では今回の訓練開催時期に合わせ、令和8年5月から新しくなった洪水に関する気象情報に対応した「名島校区水害危険地図」を作成し、全戸配布を行いました。




3時間にわたる防災訓練の終盤には、キッチンカーによる唐揚げや自衛隊による炊き出しカレーが提供されました。特別警報級の台風接近に伴う避難情報の発令を想定した今回の訓練では、避難から避難所開設、炊き出しまでの一連の流れを体験し、実際の災害時をイメージしながら学べる訓練となりました。
