2026-04-09
3月14日土曜日、三筑公民館で「本場ネパールカレーをつくろう」講座が開催され、地域住民13名が参加しました。講師は福岡国土建設専門学校の職員サヒ・タクリ・スレンドラさん(元同校学生)が務め、同校2年生3名がアシスタントとして参加しました。ネパール出身の講師と学生が、ネパールの文化や食文化を紹介しながら、料理づくりと交流を楽しむ講座となりました。
この講座は、地域と専門学校が連携して実施する国際交流事業の一環として開催されたものです。専門学校は公民館のすぐ近くにあり、日本、ネパール、ミャンマー、ベトナムなど多国籍の学生が学んでいます。公民館との交流は7年目を迎え、これまでにもベトナム料理講座などが開催されてきました。

また、年に1回、三筑小学校で国際交流授業を実施し、専門学校の学生が母国の紹介やダンスを披露するほか、小学生もダンスを披露して交流を深めています。さらに三筑校区の文化祭でも、日本語スピーチやダンスの披露を行うなど、地域との交流を継続的に続けています。
当日はまず、講師のスレンドラさんがスクリーンを使ってネパールの食文化を紹介。続いて学生がネパールの文化について説明しました。参加者は興味深そうに話に耳を傾け、講師を囲んで一生懸命メモを取る姿も見られました。


調理実習では、カレーとサラダの材料の下ごしらえからスタート。玉ねぎやトマト、きゅうり、大根をスライスし、ニンニクを刻み、鶏肉をカットしました。お米は南アジアでよく食べられる細長い「バスマティライス」を使用し、スパイスで香りづけをして炊き上げました。見慣れないスパイスに興味を持ち、「家でもこの味を再現してみたい」と販売店を講師に尋ねる参加者の姿もありました。

カレーを煮込んでいる時間を使って、ネパールについての質問コーナーが実施されました。ネパールの食生活や日本での暮らしについての質問が次々と寄せられ、「日本食で好きなものは?」といった質問もあり、なごやかな雰囲気で会話が盛り上がりました。


料理が完成すると、参加者は3つの班に分かれて食事を楽しみました。各グループには学生も加わり、ネパールカレー、サラダ、ダルスープを囲みながら交流を深めました。
◆参加者の声
・4歳の娘と参加しました。料理が好きな娘は、学生さんと交流できるのも楽しみにしていました。
・普段は料理をしませんが、面白そうな講座だと思い友人と参加しました。本場のネパール料理の味を体験できてよかったです。
・近所に住んでいますが、これまでは学生さんが通学する姿を見るだけでした。今回交流してどんな学生さんなのか知ることができてよかったです。今後このような機会があればまた参加したいです。
◆三筑公民館 西館長のお話
日本のお茶文化に興味を持つ学生のために、先生を招いてお抹茶体験を行うなど、これまでも交流を重ねてきました。今後も公民館として、このような国際交流の機会を大切にしていきたいです。
◆三筑公民館 井上主事のお話
国際交流の一環としてこの講座を企画しました。参加者が学生を名前で呼ぶなど、自然に交流している姿が印象的でした

専門学校職員によると、令和8年度からは日本人学生も含め、校区の清掃活動など地域ボランティアへの参加も検討しているとのことです。アシスタントを務めた学生からも、
「講座のお手伝いは初めてで最初は緊張しましたが、とても良い経験になりました。」
「日本語で料理の説明をするのは難しかったですが、勉強になりました。」
「地域の方たちと温かい雰囲気の中で一緒に食事ができてうれしかったです。故郷の家族を思い出しました。また皆さんと交流したいです。」
といった感想が寄せられました。
地域と専門学校が協力して実施された今回の講座は、料理を通して異文化への理解を深めるとともに、地域と学生が交流する貴重な機会となりました。