2026-03-23

2月21日(土)、香椎浜公民館で香椎浜校区人権尊重推進協議会主催の「スリランカってどんなくに??」が開催されました。子どもたちが多文化共生について学ぶ場として昨年から始まった事業です。昨年は「バングラディッシュってどんなくに??」が行われました。

開催にあたり、香椎浜校区人権尊重推進協議会の永松会長は「子どもの時から多文化共生を学ぶ場として実施している事業ですが、子ども達から学ぶことが多いです。人は生きていると色々な情報から勝手に価値観を決めつけてしまいます。間違った情報の場合もあります。知らないことを減らし、一つでも二つでも知っていることを増やす機会になればと思っています。素敵な時間を過ごしてほしいです。」と挨拶しました。

講師は、香椎浜小学校ゲストティーチャーの梅田アン先生。留学生のサチ二さんもサポートとして参加し、スリランカについて紹介しました。会場に小学生が中心に約40名が集まり、ゲームやクイズ、スリランカカレーの試食を楽しみました。
最初にアン先生からスリランカの位置や首都について説明があり、みんなでスリランカの挨拶を学び、スリランカの国歌を歌いました。スリランカの国旗の説明では、スリランカには色々な国の人がいて、国旗もそのことを考えて作られており、国旗の色やデザインにもそれぞれ意味があることなど詳しく教えていただきました。アン先生は「国旗の意味を覚えてくれたらありがたい。」「スリランカは色々な人が集まってできているが、何かあればみんなで一つになる思いも国旗に込められています。」と話しました。

次にスリランカの特徴や歴史、日本との関係等について動画で学びました。その中で、日本が第二次世界大戦の敗戦後、各国から賠償を求められていましたが、1951年のサンフランシスコ講和会議でスリランカ(当時セイロン)の代表(故ジャヤワルダナ元大統領)が「憎悪は憎悪によって止むことはなく、愛によって止む」と発言し、日本へ賠償を求めなかったというエピソードが紹介されました。両国の友好関係の原点ともいえるこの場面に、参加者は真剣な表情で見入っていました。

大人から子どもまで楽しめるスリランカの代表的なゲームを行いました。目隠しをして象の目の位置をあてる「アリヤタ・アハ・タビーマ(象の目を描こう)」というゲームで、スリランカの伝統的なお正月(例年4月中旬)に遊ばれるものです。

また、さまざまな国旗の神経衰弱ゲームでは、参加者が知らない人同士で二人一組のペアになり、大人も子どもも真剣勝負を楽しみました。

昼食には、アン先生が仕込みをした本格スリランカカレーを試食。参加者は「辛いけど美味しい」と、スリランカカレーに舌鼓を打ちました。

スリランカカレーを食べた後、スリランカの〇×クイズで「スリランカってどんなくに??」で学んだことを振り返りました。正解すると子ども達も大喜びです。

最後にアン先生から、「多文化交流を目指した取り組みをしていただき、本当にありがとう。長くても短くても(皆さんと)一緒に住みたいと思います。お互いの国のことを知れば、もっとやさしい世界になると思います。イストゥーティ(ありがとう)」と感謝を伝えていました。

多文化共生はお互いの国を知ること(相互理解)が重要です。「スリランカってどんなくに??」では、スリランカのことを学び、遊びや食を通して体験することができ、参加者の皆さんにとって貴重な時間になったと思います。また、参加者の皆さんの笑顔から、やさしい気持ちで素敵な時間を過ごしたことが伝わってきました。