• ケガを防ぐ体づくりを学ぶ~肩・肘の障害と正しいウォーミングアップを実践

    2026-04-22

    R7早良区スポーツ指導者研修レポート

    令和7年度 早良区スポーツ指導者研修

    冬でも脱水?ケガを防ぐ体づくりを3つのブースで体験 | 令和8年2月28日開催

     肩・肘の障害、水分補給、ウォーミングアップを実践的に学ぶ。

     2026年2月28日(土)、スポーツに関わる指導者や関係者を対象にした研修会が開かれました。

     なお、この研修は南川整形外科病院の協力を得て実施され、医療現場の知見に基づいた実践的な内容となりました。

     会場には3つのブースが設けられ、参加者は気になるテーマに足を止めながら、それぞれの専門家による講義と実技に取り組みました。

     肩や肘の障害、冬に見落としやすい脱水、そしてケガを防ぐウォーミングアップ。

     それぞれのブースで、日々のスポーツ活動に直結する知識がわかりやすく共有されました。


    肩や肘の違和感を見逃さないために

     肩や肘の障害を扱うブースでは、スポーツ現場で起こりやすい症状が身近なものとして紹介されました。

     腱板断裂、凍結肩、肩関節脱臼、テニス肘。

     専門的な名称でも、入り口は「腕を上げたときに少し引っかかる」「肘の外側がなんとなく痛い」といった小さな違和感から始まります。

     中でも肩関節脱臼については、"現場で無理に戻さない"ことが強調されました。

     誤った整復は、その後の不安定感や神経損傷につながる可能性があるため、固定して医療機関につなぐことの重要性が共有されました。

     また、テニス肘のセルフチェックとして紹介されたチェアテストは、日常でもすぐに試せる実践的な内容として参加者の関心を集めていました。


     当日の動画をご覧になれます(福岡チャンネル)

    冬こそ気をつけたい「気づきにくい脱水」

     冬の脱水を扱うブースでは、見落としやすい季節特有のリスクが紹介されました。

     寒さによる利尿、厚着による発汗、暖房による乾燥。

     汗を意識しにくい冬でも、水分不足は静かに進みます。

     脱水が進むと、筋肉が硬くなり、疲れが抜けにくくなるだけでなく、判断力の低下も招きます。

     その積み重ねが、肉離れや捻挫といったケガにつながります。

     講義では、脱水の状態をわかりやすく示す合言葉として「かさねば・だるだる・ふらふら」(渇き・だるさ・ふらつき)が紹介されました。軽度・中度・重度の症状として日常の早めのセルフチェックにも使いやすい内容でした。

     尿の色や運動前後の体重変化など、目で見て確認できる方法も紹介され、状態に応じた水分補給の考え方が共有されました。


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    体温を上げるだけで動きが変わる

     ウォーミングアップのブースで繰り返し伝えられていたのは、「体温を上げること」の大切さでした。

     筋肉がしっかり働ける状態をつくることで、ケガ予防にもパフォーマンス向上にもつながります。

     会場では、スクワットや片足バランス、肩回しなど、7種類のダイナミックストレッチを参加者全員で実践しました。

     短時間でも体が温まり、動きやすさの変化をその場で実感できる内容となっていました。

     講師からは「軽く息が切れて汗ばむ程度を15〜20分」という具体的な目安も示され、現場でそのまま活かせるヒントになっていました。


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    ケガを防ぐ力は、日々の小さな意識から

     違和感を見逃さないこと。

     冬でも脱水を疑うこと。

     運動前にしっかり体温を上げること。

     どれも特別な技術ではなく、日々のスポーツ活動の中で積み重ねられる基本ばかりです。

     3つのブースで共有された知識は、競技力を支えるだけでなく、安心して体を動かし続けるための土台にもなります。

     ケガを防ぐ力は、日々の小さな意識から。

     その積み重ねが、次のプレーを、次の一歩を、もっと確かなものにしていきます。


     主催 早良区体育振興会

     共催 早良区役所