• 三宅1丁目2区を知ろう#2 防災×つながりの3か月プロジェクト

    2025-12-15

    令和7年7月13日から9月14日にかけて、「三宅1丁目2区を知ろう#2 防災編」が開催されました。

    この取り組みは、防災意識の向上と地域のつながりづくりを目的に、公園清掃・ラジオ体操・リヤカー体験・地域検定などを組み合わせた、約3か月にわたる企画です。



    7月13日(日) 公園清掃×防災リヤカー体験     


    昨年の第1回では、町内を歩いて「町内の形」がわかる地図を作成しました。

    第2回となる今回は18名が参加し、前回の発見をもとに「災害が起きた時にどう対応するか」を考えながら町内を歩きました。



    今年度は町内会補助金を活用して、折り畳み式リヤカーを新たに購入。

    公園清掃を兼ねて、リヤカーの組み立て・解体、引く・乗る・運ぶ体験を行いました。

    大人2人を乗せて運ぶこともでき、この日は全員が乗る体験をしました。


    三宅1丁目2区自治会の武末会長によると「防災のためのリヤカーを、まずは楽しみながら、みんなが使えるようにすること」を目指して導入したそうです。

    毎回違う人が組み立てや解体を行い、自然と使い方を覚えられる仕組みを取り入れています。

     


    リヤカーの導入を通じて、防災意識の高まりだけでなく、一緒に歩くことで気づける地域のつながりも生まれました。アンケートでは、リヤカーを知らない若い人が多かったことや、「楽しかった」「いい経験になった」「普段の清掃よりお互いの名前や顔を覚えられ、良い交流になった」との声が多く寄せられました。


    また、8月からは公園清掃の参加者に「ふくおかポイント」が付与されるようになりました。


    7月22日~8月26日 夏休みラジオ体操


    夏休み期間中の平日朝7時から、地域の子どもや保護者、高齢者の方々も皆で集まり、継続してラジオ体操を行いました。

    お盆期間(8月11日、13~15日)と土日を除く平日は毎日実施され、地域の交流と健康づくりの場にもなりました。


     

    8月10日(日)廃品回収と「三宅1-2検定」の実施    


    あいにくの大雨でしたが、29名が参加。リヤカーを引きながら皆で町内を歩きました。


    武末会長は、「廃品回収のダンボールなどは公園に持ってきてもらうのですが、それが難しい方には家の前に出していただき、若手メンバーと一緒に回収しています。いつも家の前に出してあるということは、公園まで持っていくのが難しい方が住んでいるのかもしれない。そう意識するだけでも、非常時の助けになると思います。きれいな街であることは防犯にもつながっています」と話されました。



    続いて実施された「三宅1-2検定」では、地域の理解度を試すクイズ形式の検定を行いました。

    バインダーに問題用紙と番号を付け、先に名前だけ回収することで不正ができない仕組みに。

    問題には、町内の形、防犯灯の数、75歳以上の住民数、今年度のキャッチフレーズ、地元幼稚園の設立年など、地域に関する内容が出題されました。


    結果は、10問中5問正解者が最多、9問正解者が1名、合格者は10名。

    幅広い世代が楽しみながら自分たちの地域のことを学びました。



    9月14日(日)公園清掃と認定証授与式


    3か月にわたる企画の最終日には、22名が参加されました。

    公園清掃とリヤカー体験の後、8月10日の検定合格者10名に認定証を授与し、参加者全員にオリジナル缶バッジをプレゼント。


    本来は8月で終了予定でしたが、「クイズの表彰まで含めたい」という声を受けて、3か月にわたる長期企画となりました。

     



    今年のキャッチフレーズは「今 三宅1-2がおもしろい」

                                   

    三宅1丁目2区自治会では、子どもから高齢者まで、みんなでアイデアを出し合って企画を作る中で自然とチーム作りができており、参加されたお子さんからも「私も自治会長したい!」という声があったそうです。


    武末会長は情報発信の、「回覧板は早く回さなくてはならないため、あまり読まれていないと感じています。だからこそ、イベントをやって終わりではなく、アンケート結果や検定の統計なども繰り返し情報発信することが大切だと思います。紙の回覧板と併用してデジタル広報にも力を入れています。地域の活動を知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。


    自治会は不要、参加したくないという声もありますが、全員でなくても、一部の人だけでも活動できれば、個人ではできない裏路地の防犯灯管理や公園清掃のような地道な取り組みも継続することができます。


    予算がない小さな自治会でもアイデアと工夫があれば運営する側も楽しめる企画が作れます。案を出すことは無駄にならないので、とにかくやってみてほしいと思います。コミュニケーションを楽しみながら環境問題や有事に備える積み重ねを続けてきたいです」と話されました。


    情報発信の回覧板のほか、広報紙、ブログ、SNS、LINEグループなど複数の媒体で発信されています。

    その他の詳しい情報は、三宅1‐2自治会ブログ三宅1-2Facebookをご覧ください。





    ※この行事は、開催費用の一部に、福岡市の「町内会活動支援事業補助金」を活用しています。

    自治会・町内会の活動に利用できる制度です。

    詳細は、福岡市ホームページ「町内会活動支援事業のご案内」をご覧ください。

    【問い合わせ先】福岡市南区地域支援課(電話 092-559-5193)